『ライオン・キング:ムファサ』の声優陣が決定 (C)2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

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 ミュージカル俳優・歌手のMARIA-Eが、12月20日公開の映画『ライオン・キング:ムファサ』超実写吹替版声優に起用された。『ライオン・キング』で息子シンバを命がけで守ったムファサ王と、ムファサの命を奪った“ヴィラン”として強烈な存在感を放ったスカーの若き日の兄弟の絆を描く今作で、サラビ役を務める。

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 超実写吹替版とはハイクオリティーのCGにより、実写もアニメーションも“超える”全く新しい映像世界”に、一流の演技力と歌唱力を兼ね備えたキャストが集結した“日本語吹替版作品”のこと。

 シンバの母として知られるサラビは、後に、主人公・ムファサ(声:尾上右近)の妻となり、プライドランドの女王ともなる存在。若かりし頃から気高く、群れから離れても一人で生きていける強さを持ち合わせていたサラビだったが、ある出来事をきっかけに、彼女は仲間の大切さを思い知ることになる。

 今作で描かれるムファサと後のスカーとなるタカ(声:松田元太)の絆の物語において、カギを握ることになるのがサラビ。そんな彼女を演じることとなったMARIA-Eは、アーティストとして豊富なライブ経験があり、近年では、『ヘアスプレー』『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』などミュージカル界での活躍が目覚ましい逸材。舞台で培われてきた歌唱力を活かし、これまで描かれてこなかったサラビの胸の内をどのように表現するのか、期待がかかる。

 またそのほか、ムファサのお父さん・マセゴ役には、吉原光夫、ムファサのお母さん・アフィア役には元宝塚歌劇団宙組の娘役の和音美桜が決定。実際に夫婦でもある吉原と和音が、本作ではムファサの両親となるライオンの夫婦役として共演を果たすこととなった。

 前作『ライオン・キング』(2019)でも、胸に響く圧巻のミュージカルナンバーの数々が話題となったが、リン=マニュエル・ミランダが音楽を手掛ける最新作でも、ミュージカル界の実力派たちが、美しい“声”で彩りを添える。

 そして、本作でムファサとタカの前に立ちはだかるヴィラン・キロスの仲間の姉妹ライオンのひとり、アクア役には悠木碧が決定。悠木が獰猛(どうもう)なライオンとして、どのような演技で魅せるのか。さらに、雄大なサバンナに住む賢いキリン役として、LiLiCoも決定した。