LOS ANGELES, CALIFORNIA - OCTOBER 11: Yoshinobu Yamamoto #18 of the Los Angeles Dodgers pitches the ball against the San Diego Padres during the third inning of Game Five of the Division Series at Dodger Stadium on October 11, 2024 in Los Angeles, California.  (Photo by Harry How/Getty Images)

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山本の好投を大谷もたたえた(C)Getty Images

 ナショナル・リーグ地区シリーズ第5戦は現地10月11日(日本時間12日)にドジャースの本拠地で行われ、ドジャースがパドレスを2ー0と下し、3年ぶりの優勝決定シリーズへと駒を進めた。

 チームの勝利にはこのシリーズ2回目の先発マウンドとなった山本由伸の好投が大きかった。

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 初回は10球で強力パドレス打線を三者凡退に抑えると、1点リードの3回一死からカイル・ヒガシオカ、ルイス・アラエスの連打を浴びるも、今回の地区シリーズ含めここまで4本をマークする絶好調のフェルナンド・タティスjr.を迎える。ここを三ゴロ併殺で乗り切ると、5回もザンダー・ボガーツを内角低め直球で見逃し三振、続くデービッド・ペラルタを二飛、ジェーク・クローネンワースを一ゴロに仕留めるなどゲームを支配した。

 山本にとっては雪辱を期すマウンドでもあった。このシリーズは第1戦に先発し、3回5失点とパドレス打線につかまっていた。

 運命の第5戦の内容が注目されたが、各イニングの先頭打者を抑え、ゲームを優位に進めたことも光った。5回でお役御免となりベンチに戻った際には大谷からハイタッチした後に右手で頭をなでられるシーンもあった。

 実際に試合後のインタビューでも大谷は山本のこの日の内容に関して「本当に圧倒して相手を寄せ付けないピッチングだったと思います」と絶賛。チームに勝利をもたらした快投に賛美の言葉が止まらなかった。

 自身は第5戦では安打こそ出なかったが、同シリーズ初戦で同点の3ランを放つなど、引き続き活躍が期待されている。

 粘り強く勝利をひろったチームには「誰が出ても一生懸命チームプレーで繋ぐんだというゲームでした」と振り返った上で、先の優勝決定シリーズに関しては「初戦が大事だと思うのでそこに合わせていければ」とさらなる大暴れを誓っていた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]