名門マンUの主将を務めるB・フェルンデス。(C)Getty Images

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 マンチェスター・ユナイテッドの調子が上がらない。ブルーノ・フェルナンデスは主将として、そして得点力が求められる攻撃的MFとして、不振の責任を強く感じているようだ。

 エリク・テン・ハーフ監督が率いて3年目のユナイテッドは、ここまでプレミアリーグ7試合を戦い、わずか2勝で14位に低迷。ヨーロッパリーグでも開幕から2戦連続ドローとなっている。

 B・フェルナンデス個人のパフォーマンスを見ても、今季の全公式戦を通じてノーゴール。最後にネットを揺らしたのは昨季の4月で、半年間も沈黙が続いている状態だ。しかも、今月3日のポルト戦で2枚のイエローカードを受け、その4日前のトッテナム戦(後日取り消しに)に続いて、2試合連続で退場となった。

 厳しい立場にあるなか、英メディア『90min』によれば、B・フェルナンデスはポルトガル代表活動中に会見に出席。「マンチェスターに戻ったら、すぐに改善しなければならない」と覚悟を示した。

「再びゴールを決められるようにならないと。僕は多くのゴールを奪うミッドフィルダーで、長年に渡って常に高いレベルのゴールを見せてきたからね。期待と自分の基準に応える必要がある。自分のパフォーマンスは、今シーズンに望んでいるものとは全く違う。得点を決めて、クラブが勝利を重ね、良いレベルになれるよう貢献したい」
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 一方で、ポルトガル代表としては、充実した日々を過ごせているという。

「自国にいて、自国の言葉を話し、より良い食事ができる。代表チームでは、良いレベルを発揮できているよ。良い気分だし、高いレベルで自分のフットボールが楽しめる」

 先月に節目の30歳の誕生日を迎えたブルーノは、UEFAネーションズリーグで12日にポーランド、15日にスコットランドと対戦後、19日のブレントフォード戦に臨む。チームとしてもプレミアリーグ3戦連続で無得点のなか、本拠地オールド・トラフォードで久々のゴールを奪えるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部