今江監督も1年でクビ(C)日刊ゲンダイ

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「親会社変わってくれないかな」

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 自身のYouTubeでこう話したのは、田尾安志氏(70)。楽天の今江敏晃監督(41)が2年契約ながら1年で事実上の解任となったことを受け、球団を痛烈に批判した。

 球団が創設された20年前、初代監督として指揮を執った田尾氏も、3年契約を結びながら1年で解雇された。

「20年やって1年目と変わらない。親会社変わってくれないかなという気持ちになってしまいます。これから先もシステムは変わらない。最終的にオーナーの一言で変わってしまう。その考えが正しい方向であればいいが、そうとも言えない。20年たって思うのは、野球人への思いが薄っぺらい」と悲観した。

 今季、楽天は4位に終わったものの、シーズン終盤までCS争いを繰り広げ、交流戦で球団史上初の優勝を果たした。しかしこの功績も認められなかったのか、就任1年でクビに。11日、三木肇二軍監督(47)の再登板が決まった。その三木監督も2020年オフに「1年解任」の経験があるが、再び二軍監督で実績を積み、今回の昇格に至った。

 今年、球団創設20年目を迎えたが、今回の今江監督や田尾氏ら、計6名が1年で監督の座から追われている。

 一方で球団は、将来の監督候補である渡辺直人一軍ヘッドコーチ(43)を二軍監督に配置転換。これが「監督を育てる」意思表示だとすれば、何より監督に対する堪え性が求められる。

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 そんな楽天は球団内ですでに腫物のようになっている「レジェンド田中将大の扱い」という大きな問題も抱えている。いったいなぜか。田中の周りで何が起きているのか。

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