大阪府警が押収したスマートフォンに表示された、ターゲットとのSNSでのやりとりのコピー

 SNSを通じて現金をだまし取る二つの詐欺グループが摘発された事件で、大阪府警は11日、押収したスマホや詐欺のマニュアルを報道陣に公開した。SNSで不特定多数にメッセージを送る「打ち子」らが活動していた拠点も再現した。

 府警は7月、グループの拠点だった大阪市内の四つのビルを一斉に家宅捜索。スマホ約2600台、パソコン計約60台を押収。打ち子ら100人以上を逮捕した。

 府警は、家宅捜索に入った拠点の一つを再現。机の上には押収された数十台のスマホが並べられ、打ち子が10〜20台を同時に操作していた。机の一角にはパソコン3台を設置。打ち子をまとめるリーダー格が座っていたとされる。