アルネ・スロット監督が遠藤航を称賛【写真:Getty Images】

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クリスタル・パレス戦の終盤に出場、献身プレーにスロット監督が賛辞

 イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は10月5日のプレミアリーグ第7節の敵地クリスタル・パレス戦の後半44分から途中出場。

 アディショナルタイムを含めておよそ7分と限られた出番だったが、果敢なディフェンスで1-0の勝利に貢献した。チームを率いるアルネ・スロット監督は日本代表キャプテンへ賛辞を送った。

 リバプールは前半9分にFWディオゴ・ジョッタのゴールで先制。その後、1-0のまま試合は終盤戦へ。そして後半44分、クリスタル・パレスが得点を奪うためにMF鎌田大地を投入したのと同じタイミングで、遠藤もMFカーティス・ジョーンズに代わってピッチに送り出された。

 MFライアン・フラーフェンベルフと並ぶ形で中盤に入った遠藤は同45分に相手ペナルティーエリア付近まで飛び出し、鋭いスライディングでルーズボールを奪い取り相手の攻撃の目を摘むなど闘志むき出しのプレーで存在感を示した。6分のアディショナルタイムを含めても10分に満たないわずかな出番だったが、ポジティブな印象を残していた。

 英メディア「This is Anfield」は「アルネ・スロットが遠藤航について印象に残ったことを明かす――『本当に偉大な選手』と見出しを打ち、試合後の記者会見で発したコメントを紹介。スロット監督は「これがこのチームのポジティブな点の1つだ。自分の国でキャプテンを務めるほどのビッグプレーヤーが試合の終盤に投入され、5分から7分の出場であっても全力を尽くしてくれる」と遠藤について言及していた。

「ほかのクラブやチームであれば、“なぜ私を5分から7分しか使わないんだ”というようなことを言いにくる選手もいるだろう。だが、ワタを見てほしい。オン・ザ・ボールだけでなく、セカンドボールを奪うプレーも素晴らしかった。わずか7分のプレーで素晴らしいインパクトを残した。これはチームの結束だけでなく、人間性も物語っていると思う。ワタはたった5分のプレーでも、彼自信の人間性を示すパフォーマンスを披露してくれる」

 指揮官は限られた出番のなかでも決して腐ることなく、全力のパフォーマンスを示す遠藤のプロフェッショナルな姿勢を絶賛していた。(FOOTBALL ZONE編集部)