エプソン販売は10月3日、家庭用インクジェットプリンターの新商品として、カラリオ3機種5モデル、エコタンク搭載モデル1機種3モデル、永年版仕様にアップデートしたハガキプリンター「PF-81 EINEN」の合計9モデルを発表した。10月18日より順次発売する。

○EP-887AW/AB/AP

プリント / コピー / スキャンに使えるA4カラー対応のインクジェット複合機。ホワイト、ブラック、新色ピスタチオグリーンの3色で展開する。直販価格は40,150円。

EP-887Aシリーズ

印刷解像度は最大5,760×1,440dpiで、インクシステムは6色染料の各色独立型。半自動画質調整機を搭載し、お手入れメニューから調整パターンを1枚印刷してスキャナに読み込ませるだけで、目視で行っていた画質調整をプリンターが自動で実行してくれる。よく使う機能を最大3つまでホーム画面に登録/入れ替えできる「らくらく機能」も搭載。

前面に最大100枚のA4用紙と、最大60枚のハガキをセットできるダブルカセットを搭載。背面には手差しトレイ(1枚)も備えるなど利便性が高い。自動両面プリントと12cmメディアのディスクレーベルプリントが可能なほか、SDメモリーカードやUSBメモリのダイレクトプリントにも対応する。

操作用に4.3インチのワイドタッチパネルを装備。インタフェースはUSB 2.0×2(1基はUSBメモリなどの外部機器接続用)、IEEE802.11b/g/n無線LAN。専用アプリ「Epson Smart Panel」を使うことでスマホからの印刷も簡単だ。スキャナ機能は、光学解像度1,200×4,800dpiのCISセンサーを内蔵。

印刷コストはL判写真で約24.8円。L判写真の印刷速度は約13秒、A4写真用紙で約50秒。本体サイズはW349×D527×H184mm(使用時)、重さは約6.7kg。対応OSはWindows 7以降、Windows Server 2008以降、macOS X10.9.5以降、Chrome OS 89以降。

○EP-817A

「EP-817A」は、プリント / コピー / スキャンに使えるA4カラー対応のインクジェット複合機。カラーはホワイトのみ。直販価格は31,350円。

EP-817A

機能や仕様は「EP-887AW/AB/AP」とほぼ共通。相違点は操作用パネルが2.7型液晶なこと、スキャナ機能の光学解像度が1,200×2,400dpiになっていることなど。印刷コストはL判写真で約35円。L判写真の印刷速度は約13秒、A4写真用紙で約61秒。本体サイズはW390×D598×H196mm(使用時)、重さは約6.8kg。

○EP-717A

「EP-717A」は、プリント / コピー / スキャンに使えるA4カラー対応のインクジェット複合機。カラーはホワイトのみ。直販価格は24,750円。

EP-717A

機能や仕様は「EP-887AW/AB/AP」とほぼ共通で、相違点は給紙カセットが1段となり手差しトレイが省略。自動両面機能も搭載していない。インタフェースのUSBポートも1基になっている。

操作用パネルは1.44型液晶になり、スキャナ機能の光学解像度は1,200×2,400dpi。印刷コストはL判写真で約35円。L判写真の印刷速度は約17秒、A4写真用紙で約67秒。本体サイズはW390×D504×H163mm(使用時)、重さは約6.0kg。

○EW-M757TW/TB/TP

EW-M757TW/TB/TPは、大容量インクタンクを搭載しプリント / コピー / スキャンに使えるA4カラー対応のエコタンクインクジェット複合機。ホワイト、ブラック、新色ピスタチオグリーンの3色で展開する。直販価格は50,270円。

EW-M757Tシリーズ

解像度は最大5,760×1,440dpiで、インクシステムは4色染料の各色独立型。「らくらくモード」を新たに追加したが、半自動画質調整機能は搭載していない。前面には最大100枚のA4用紙をセットできるカセットを装備。背面には手差しトレイ(1枚)を備える。自動両面プリントと12cmメディアのディスクレーベルプリント、USBメモリのダイレクトプリントにも対応。

操作用に4.3インチのワイドタッチパネルを装備。インタフェースはUSB 2.0×2(1基はUSBメモリなどの外部機器接続用)、IEEE802.11b/g/n無線LAN。専用アプリ「Epson Smart Panel」からの印刷も簡単だ。スキャナ機能は光学解像度1,200×2,400dpiのCISセンサーを内蔵する。

印刷コストはL判写真で約11.6円、A4カラー文書で約3.5円(ともに増量使用時)。L判写真の印刷速度は約25秒、A4写真用紙で約66秒。本体サイズはW390×D525×H198mm(使用時)、重さは約6.3kg。対応OSはWindows 7以降、Windows Server 2008以降、macOS X10.9.5以降、Chrome OS 89以降。

○PF-81 EINEN

「PF-81 EINEN」は、毎年使える十二支分のデザインテンプレートを収録するハガキプリンター。直販価格は69,850円。10月18日より発売する。永年仕様に変更されたことで、使えるハガキデザインが300種類増加。総数は、年賀状デザイン966種、ハガキデザイン334種の合計1,300種類となる。

PF-81 EINEN

9インチの大型タッチパネルと専用のワイヤレスキーボードにより、PCを使わずに年賀状などを作成できる。印刷解像度は最大5,760×1,440dpiで、インクシステムは4色染料一体型。給紙はリアトレイのみで、A5で最大50枚、ハガキで最大20枚をセットしておける。

インタフェースはUSB 2.0×2(1基はUSBメモリなどの外部機器接続用)、IEEE802.11b/g/n無線LAN、IrDA。印刷コストはL判写真で約29円。L判写真の印刷速度は約30秒。本体サイズはW352×D296×H338mm(使用時)、重さは約2.6kg(キーボード含まず)。対応OSはWindows 7以降、Windows Server 2008以降、macOS X10.9.5以降、Chrome OS 89以降。

○Epson Pocket Document 有償機能6カ月無料体験キャンペーン

今回発表したエプソン2024年秋の新製品を購入すると、文書活用アプリ「Epson Pocket Document」の有償機能を6カ月無料で体験できるキャンペーン。購入対象モデルはEP-887Aシリーズ、EP-817A、EP-717A、EW-M757Tシリーズ、PF-81 EINEN。

有償機能では、複数のスマートフォン間での手書きや付箋の同期、ドキュメントをWebブラウザからダウンロード、などが使用できる。なお6カ月無料体験の内訳は、無料トライアルが3カ月、対象機種購入特典が3カ月となっている。

○特設サイト #MyPrintStory

新商品の発売に合わせ、学習 / 写真 / 推し活 / テレワーク / 暮らしの5つの分野を中心にプリンターの活用方法を提案する特設サイト「#MyPrintStory」を開設している。