MF藤田譲瑠チマ&DF瀬古歩夢を久方ぶりの招集…森保監督は「今の戦力、未来へのさらなるレベルアップに期待」

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 日本代表を率いる森保一監督が、DF瀬古歩夢(グラスホッパー/スイス)とMF藤田譲瑠チマ(シント・トロイデン/ベルギー)の両選手について語った。

 今月に行われるFIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)の2試合に臨む日本代表が発表され、28歳のFW大橋祐紀(ブラックバーン)が初招集となった他、DF瀬古歩夢が昨年6月以来、MF藤田譲瑠チマは2022年以来の復帰となった。

 藤田は、先のパリオリンピック2024にU−23日本代表のキャプテンとして出場した。森保監督も「五輪では、アジア予選と本大会両方の舞台でチームの中心、キャプテンとして牽引し、A代表でも通用するプレーを見せてくれました。所属クラブでも安定して先発で、チームの戦いに貢献しているプレーも確認しているので招集しました」としつつ、「ボランチとして、“6番”のプレーを彼の特徴と捉えていますが、代表では作りの部分以外にも、“8番”の攻撃的な役割の可能性を見てみたいと思います。まずは普段やっていることを発揮してもらって、活動の中で戦力として存在感を示して欲しい」と期待を寄せた。

 また、所属クラブでここまでのリーグ戦8試合全てに出場している瀬古については「(2期目の)このチームの立ち上げ時に招集した後は、中々選べていませんが、彼のプレー自体はずっと追っていました。その中で、成長しているところ、彼自身が自チームでレベルアップしているところを見ることができました」と評価。加えて「今の我々の戦いにおいて、彼がクラブでやっていることを自然と発揮してもらえれば戦力になり得ると確信したので、呼ばせていただきました。まだ若い選手ですし、現時点での実力プラス将来の伸び代を持っていると思います」と明かしている。

 1年以上も招集が遠ざかっていた藤田と瀬古、そして“遅咲き”の大橋。森保監督は、総じて「今の戦力、未来へのさらなるレベルアップに期待」と選考理由を述べているが、3選手は日本代表の選手としてどのようなプレーを見せてくれるのだろうか。