クリアをクアンサー(78番)に当て、オウンゴールを招いた遠藤。(C)Getty Images

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 現地時間9月25日に開催されたカラバオカップ3回戦で、アルネ・スロット監督が率い、遠藤航が所属するリバプールはウェストハムとホームで対戦。開始18分で先制を許すも、ディオゴ・ジョッタ、コディ・ガクポの2発、途中出場したモハメド・サラーの1ゴールで、5−1の大勝を収めた。

 定位置を失い、開幕からほとんど出番がなかった遠藤は、今季7試合目にして初先発。82分にベンチに下がるまで、相手との激しい接触で倒れ込む場面もありながら、持ち前のハードワークでタフに奮闘した。

 ただ一方で、相手の先制点の場面では、自陣ゴール前でのクリアをチームメイトのジャレル・クアンサーに当ててしまい、オウンゴールを招いた。そうしたこともあり、現地メディアの採点は、評価が分かれる結果となった。
【動画】痛恨!遠藤のクリアが仲間に当たってしまい、オウンゴール
『THIS IS ANFIELD』7点
「今季初先発。監督が望むような選手でないなら、キャリアのこの段階でプレーを変えられる余地はあまりない。それでも努力を惜しまず、多くのチャレンジを潜り抜け、十分に賢明なボールの使い方をし、肋骨を強打した後も戦い続けた」

『90min』7点
「時にアルネ・スロットが彼を好まない理由となっている限界を感じたが、粘り強いプレーは称賛に値する」

『LIVERPOOL.COM』5点
「日本代表MFエンドウは、スロットの先発メンバー入りを懸けて大きなチャンスを与えられたが、ウェストハム戦でほとんど印象に残らなかった。ボールをDFに当ててしまい、クアンサーのオウンゴールを引き起こしたほか、ボールを失った場面もあった」

『Liverpool ECHO』5点
「彼がプレーしていない時、リバプールの中盤におそらく欠けている鋼鉄のようなプレーを見せた。かなりの数のデュエルを制したとはいえ、パスワークは必ずしも良くはなかった。ウェストハムの得点阻止を試みたが、クアンサーに当たってゴールに入ってしまった。パニックに陥った」

 リバプールは10月の代表ウィークまでに、プレミアリーグでウォルバーハンプトンとクリスタル・パレス、チャンピオンズリーグでボローニャと相まみえる。日本代表のキャプテンはウェストハム戦を経て、どれだけ出場機会を得られるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部