中国のニセパンダ(微博から)

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 中国動物園で2頭のパンダが人気だったが、「ワンと吠えたぞ」と不審に思った客が動画をSNSに投稿したところ、動物園謝罪した。複数の中国メディアが先日、報じた。

 広東省汕尾(さんび)市にある汕尾ペットパークには2頭のパンダがいる。しかし、暑いためか、ハァハァとあえいで、ワンと吠えた。しかも、ふさふさした尻尾をブンブンと振っている。来場者は「犬じゃないか」と疑問に思い、SNSに「パンダ犬だ」と投稿した。

 動画が拡散すると、動物園の担当者は「パンダ犬はチャウチャウを染めたものです。動物園の目玉にしたいと考えていました」と謝罪した。それ以来、来場者が返金を求める騒動になっている。

 中国のSNS・微博では「動物虐待だ」「パンダよりかわいいかも」などのコメントが投稿されている。

 5月には江蘇省の台州動物園もチャウチャウを染めてパンダとして展示。動物園は当初、「パンダ犬」という珍しい品種だと主張したが、その後、「動物園にはパンダがいないので、このようなことをしたかったのです」と謝罪した。