50号本塁打を放ち、ベンチでロバーツ監督と抱き合う大谷(ロサンゼルス・ドジャース提供)

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 「マーリンズ4−20ドジャース」(19日、マイアミ)

 ドジャースの大谷翔平選手が3打席連発を含む6打数6安打10打点、2盗塁で史上初の「50−50」を超えて「51−51」を達成。チームは今季最多得点の大勝で12年連続プレーオフ進出を決めた。

 ドジャースの地元放送局「スポーツネットLA」のリポーター、キアステン・ワトソンさんが、大谷が50号を放った直後のベンチの様子を公開。ベンチ前でロハスが抱きつき、T・ヘルナンデスに満面の笑みで祝福された。歓喜のハイタッチをかわす中、フリーマンの前に立った大谷はピタリと足をとめて恒例のお辞儀ポーズ。そしてハグをかわした。

 それだけにとどまらず、フリーマンはハイタッチを終えた大谷の肩をポンポンとたたき、穏やかな笑みを浮かべた。水原一平氏の騒動で揺れていた4月、大谷が移籍1号を放った際、ホームで優しい笑みを浮かべて出迎えたのがフリーマンだった。

 新加入の大谷をキャンプからサポートし、2人で一緒にトレーニングを励むシーンもあったフリーマン。一方で大谷もフリーマンの愛息・マックス君がギラン・バレー症候群に倒れた際は、練習で「Max Strong」のTシャツを着て練習に臨んでいた。

 優しい人柄と2人の信頼関係がにじんだ涙を誘う祝福シーン。ロバーツ監督が試合後のロッカーで「彼はチームメートの支えにとても感謝していた」と明かしたように、フリーマンも移籍1年目の躍進を支えた1人だった。