矢嶋隆文通訳らと談笑するダラス・カイケル投手(左)(カメラ・竹内 夏紀)

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 ドジャースの大谷翔平投手が20日、メジャー史上初の「50本塁打&50盗塁」を達成した。メジャー時代に大谷と何度も対戦経験がある2015年のサイ・ヤング賞左腕のロッテのダラス・カイケル投手が同日、ZOZOでの練習後に取材に応じ、「(今後)誰がそういう成績をこれから達成できるかといわれたら、そういないと思いますし、もう手の届かないような成績。(リアルタイムで)試合は見れなかったんですけど、すごいなという一言。信じられないくらい素晴らしい」と、快挙をたたえた。

 大谷はこの日、敵地・マーリンズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、3本塁打、2盗塁で「51―51」まで到達。6打数6安打10打点と大暴れした。カイケルは、米フロリダ州マイアミにある球場のローンデポ・パークを引き合いに出し、「(日本が優勝した)WBCの時もマイアミでしたよね。あの球場はすごい彼にフィットするのがあるんじゃないですか。WBCの思い出もあるし、そういう成績を挙げたのも。マイアミは本当に(彼と)相性がいいのか。僕が仮に今度大谷選手と対戦するときがあれば、マイアミだけは避けたい、行きたくないですね」と冗談めかし、笑顔を浮かべた。

 アストロズ時代の18年に当時エンゼルスに在籍していた大谷から3打席連続三振を奪ったこともあり、通算対戦成績は13打数2安打と、封じ込めていた。