中国に快勝した日本。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

写真拡大

 過去2大会のW杯アジア最終予選で初戦黒星を喫していたから、中国戦も「ひょっとしたら今回も」との見方はあったが、結果は7-0。日本が順当に勝利を収めた。

 一方、C組の他の試合では、オーストラリアがバーレーンにホームで敗れ(0-1)、サウジアラビアもホームでインドネシアと引き分け(1-1)と、波乱が起きている。いや、これを「波乱」と言うべきなのかは現時点で分からない。

 1節を終えた順位表は以下の通りだ。

1位/日本/勝点3/7得点/0失点
2位/バーレーン/勝点3/1得点/0失点
3位/サウジアラビア/勝点1/1得点/1失点
3位/インドネシア/勝点1/1得点/1失点
5位/オーストラリア/勝点0/0得点/1失点
6位/中国/勝点0/0得点/7失点
 
 日本はC組“最弱”の中国に勝っただけで、ここからいくつもの難関が待ち受けているとの印象もある。地力のあるオーストラリアとサウジアラビアがこのまま失速するわけがないし、初戦でいずれも勝点を得たバーレーンとインドネシアが波に乗っても不思議はない。バーレーン、インドネシアとダークホースの嵐に日本が呑み込まれる恐れもあるだろう。

 9月10日に行なわれる2節の日程は以下の通りだ(左側がホームチーム)。

中国-サウジアラビア
インドネシア-オーストラリア
バーレーン-日本

 普通に考えれば、ホームの中国戦よりもアウェーのバーレーン戦のほうが難所。気を引き締めて臨みたい。3節がアウェーのサウジアラビア戦、4節がホームのオーストラリア戦という今後のスケジュールを考えると、バーレーン戦での黒星は絶対に避けたい。

 アウェーのバーレーン戦はC組の勢力図を決定づける試合になるか。注目だ。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

【記事】「気が抜けない。ライバルでもありますから」”三笘と伊東の復帰効果”について久保建英が真情を吐露【日本代表】