『今日好き 夏休み編2024』5話ーー那須川天心の弟、脱・“友だち止まり”へ 「君だからこういう気持ちに…」
7月22日よりABEMAにて放送中の恋愛番組『今日、好きになりました。夏休み編2024』(以下:今日好き)。現役高校生たちが2泊3日の修学旅行に飛び出し、運命の恋を見つける同番組には、時に甘酸っぱく、思わず胸がキュンとするような青春と恋模様が溢れんばかりに詰まっている。
参考:【写真】せなにフライング告白をされたりあ 恋の行方は……?
以下より、5話から見どころを紐解いていく。細かなネタバレもあるためご注意いただきたい。
・せな×りあ、嫉妬のサングラスとフリスビーで仲を深める「動揺してるんちゃーん?」
今週は、前回の4話からお預けとなっていた、せな(黒木聖那)×りあ(米澤りあ)の2ショットからスタート。3日目のグループ行動にて、グリーン島でのマリンアクティビティを満喫中のふたり。とはいえ、せなには心に引っかかっていたことがあるという。
それは、筆者自身も先週のオンエアを観ていて“ん?”と思ったところだが、ライバルのりゅうじん(那須川龍心)とりあが、サングラス同盟として仲睦まじく2ショット写真を撮っていたこと。せな自身、これにかなりヤキモチを妬いており、りゅうじんに借りてまでこの場にサングラスを持参。ご満悦な様子で、りあとの記念撮影をするに至った。撮影後、サングラスを頭にずらしたときの姿に、スタジオからは「かっこいい!」と歓声が飛び出る。文句なしのイケメンぶりだ。
その後、こちらも持参してきたフリスビーをおもむろに取り出し、投げ合いながら近況報告。せな曰く、りあと一緒に遊びたかったのはもちろん、体を動かしているときの方が素直になれるとのことで、前回の『ホアヒン編』から考えると、本当に明るい素顔が伺える。「今回の旅どう?」「自分はマジ最高」と、意中の相手を前にもう迷いはない。とはいえ、りあの好きな相手が「決まりつつある」の一言には、思わず手元が狂う。「動揺してるんちゃーん?」と揶揄うりあ。どうだろう、お似合いじゃないだろうか?
・その、りゅうじんに感じる“友だち以上の可能性” 『今日好き』レアケースの恋になるか?
今回は全3組に散らばったグループ行動を終えて、各々が宿泊先でのピッツァパーティに帰還。とここで、この日は半日近く離れ離れだったりゅうじんが、その(平松想乃)を誘って2ショットに。冒頭、今朝方のグループ決めでのビリヤード対決にて、ライバルのこうき(高橋紅輝)に敗北した悔しさを滲ませるりゅうじん。こうきのように、そのをスマートに褒めることができないと、ややネガティブな一面を見せる。
だが、こうきもまた、過去の旅では見なかったほど、今回は余裕がない様子はすでに周知の通り。筆者の見立てでは、そのの心変わりがというより、むしろりゅうじんの土壇場での“巻き返し力”を心配しているように思える。つまり、りゅうじんとこうきの双方が、お互いをライバルとして認め、その強みをしっかりと理解し合っていることがよく伝わってくるのだ。お互いにそのとの2ショットの場面に居合わせていないはずなのに、ここまで正確な捉え方をできているなんて……。このあたり、男子同士の仲のよさも想像できるのではないだろうか?
話を戻して、「こういう気持ちになるのは、そのちゃんだからなんだなって」と、あくまでそのの人柄を見て、好意を固めたと語るりゅうじん。そんな彼といるときの方が、そのの自然な笑顔を見かける気がしていたところ、彼女自身からは現状、りゅうじんに対して友だちとしての“好き”なのかどうかがわからない。ただ、もしかすると“友だち”から“恋愛”になるかもしれないと、今後の可能性を感じさせる言葉が。これまでの『今日好き』では、いわゆる“友だち止まり”が定石だっただけに、まさかその先に続く言葉を聞ける日が訪れるとは。この“確変”の可能性、りゅうじんは絶対に逃してはならない!
・“フライング”告白をする男子がついに判明! カップル成立の可能性は?
りゅうじん×そのなど、2ショットをしたペアが再び席に戻ったところで、男子全員がしばし沈黙。頭のなかに浮かんだのはおそらく、“誰か、告白しないのか?”という焦り混じりでの不安や期待だろう。そんな均衡を打ち破るように……。
すっ、っと手が挙がった。「はい! 僕からいいですか?」「告白します」。まっすぐ、迷いない声の主は、先ほど紹介したせな。告白の相手に「りあ、行こう」と声をかける。青天の霹靂にか、あるいはこの後の展開に期待してか、その場の誰とも比べものにならないほど、にんまり笑顔になってしまうりあ。驚きのあまり微動だにせず、せながもう一度「行こう」と呼び出すのが面白い。
改めて考えるに、りあにはまだ、心のうちにりゅうじんの存在がいるのでは? この場合、もう少し関係性を煮詰めた方がよいのか? とはいえ、昨晩の2ショットや前述の“サングラスの嫉妬”がかわいすぎた件を踏まえると、いまがベストタイミングなのか? ふたりの過去の歩みをたどるリプレイ映像で、ちょくちょく挟まれるりあの変顔が笑いを誘い、途中から真剣に考えられなくなってしまったのだが、これがせなの出した答えである。どんな結果になろうと、彼らの勇姿を見届けたい。本音をいえば、いますぐこの先の展開を教えてほしいのは筆者も同じ。読者各位においても、次週まで気持ちの“アップ”をしておこう。
(文=一条皓太)