パリ選手村が不満続出の一方、タヒチの“水上選手村”は「とにかく楽しかった」 サーフィン選手が米メディアに回答「唯一の不満は」【パリ五輪】

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タヒチでは豪華クルーズ船が選手村として使われている(C)Getty Images

 “水上選手村”での生活はかなり快適なようだ。

 いよいよ終盤戦に突入したパリ五輪。パリの選手村については、エアコンがない、食事が美味しくない、虫が混入しているなどと、これまでさまざまな報道がなされてきたが、その一方、サーフィン競技が行われる仏領ポリネシア・タヒチ島チョープーでは、豪華なクルーズ船が選手村として活用され、各国代表がそこでの生活を大いに満喫したという。

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 現地時間8月7日、米スポーツ専門メディア『TMZ Sports』は、「ルッカ・メシナス(ペルー)のレビュー、水上の五輪選手村が…かなり楽しい!」との見出しで記事を掲載。現在までアスリートの不満が続出しているパリ選手村の状況を前置きしつつ、「一方でタヒチはすべて順風満帆であり、不満なのは1つだけ」と報じた。

 今回、同メディアの取材に対してメシナスは、「食事が美味しくて卓球もできて、やることがたくさんあった」とコメント。「いつでも船を降りてサーフィンに行けるし、とにかく楽しかった」と選手村での生活を振り返っており、「唯一の不満」は、「船の上だから風で少し揺れ、睡眠をとるのに適していなかった点」だという。

 パリと同じ段ボールベッドかは不明だが、選手村の寝具に対して本人は、「高い評価を下している」とのこと。また、クルーズ船内での卓球大会が良い思い出として残っているようで、「ペルーの選手たちがベストだったのは間違いない」「僕は卓球が得意ではないけれど、チームのみんなが上手いんだ」と振り返っていた。

 今大会も残すところあと4日間。アスリートたちが選手村で万全な準備を整え、最高のパフォーマンスを発揮できることを願うばかりだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]