ドジャース・大谷翔平 4打数ノーヒット2三振 チームは延長10回まさかのサヨナラ負け
大谷翔平 PHOTO:Getty Images
＜2024年7月30日(日本時間31日)サンディエゴ・パドレス対ロサンゼルス・ドジャース＠ペトコ・パーク＞
ドジャース・大谷翔平投手(29)は、1番・DHでスタメン出場。初回、大谷の四球、盗塁を足掛かりに大量5点を奪い試合を優位に進めたが、9回同点に追いつかれると延長10回まさかのサヨナラ負けを喫した。
大谷は4打数ノーヒット、2三振、1四球、1盗塁。
ナ・リーグ西地区首位を走るドジャースと6.5ゲーム差で追う2位パドレスの直接対決。
パドレスの先発ウォルドロンは最近では少なくなったナックルボーラーで、大谷に対しては3打数無安打3四球と相性はいい。
大谷は初回の第1打席、制球の定まらないウォルドロンから四球を選ぶと2番スミスの3球目に今季28個目、4戦連続の盗塁を成功させ二塁へ。
三進後、ラックスの犠牲フライで先制のホームを踏んだ。
ドジャースはその後もパヘズの2点適時打とビジオの5号2ランで4点を追加、この回大量5点を奪い試合の主導権を握った。
大谷の第2打席は2回1死走者なしの場面。ウォルドロンの3球目、カットボールを打ち上げ中飛に倒れた。
第3打席は2点差に迫られた5回、先頭打者でこの回からマウンドに上がった松井と対戦。左対左だが、メジャーでは過去3度の対戦で3打数2安打と攻略している。カウント1-2と追い込まれた後の4球目、140キロのスライダーを空振りして三振となった。
追加点を奪って突き放したいドジャースに7回、好機が巡ってきた。先頭アーメッドが右前打で出塁し、大谷が4回目の打席へ。
この回から登板の左腕モレホーンの5球目、138キロのスライダーをとらえた当たりは低いライナーとなってライトへ飛んだが、右翼手の正面でグラブに収まった。
ドジャースはその後、満塁まで好機を広げたが得点できなかった。
9回の最終5打席は1死走者なしで右腕エストラーダと対戦。カウント3-2から133キロの低めスプリットを自信を持って見逃したが、判定はストライク。三振となり不満そうな表情を浮かべた。
このまま逃げ切りたかったドジャースは3番手トライネンが大誤算。
9回裏に2本のソロアーチを浴びて同点、延長に突入した。迎えた10回裏、4番手ベシアが1死満塁のピンチを招くと代打ソラノにサヨナラ打を浴びて、痛い星を落とした。
試合後、ロバーツ監督は「最初のイニングは本当に良かったと思う。それ以降、彼らはマッチアップに合わせてうまくブルペン投手を使っていた。
ショウヘイに対しては左腕をうまくマッチアップさせてアウトを奪っていた」とパドレスの継投策に屈っしたことを明かした。
一方、大谷から三振を奪うなど、5回の1イニングを3人で抑え勝利に貢献したパドレス松井投手は「チームが買ったことがうれしい。
(大谷については)左ピッチャーなので、リーグでもいい左バッターを抑えるというしっかりとした仕事ができてよかったです」と顔をほころばした。
テレ東リアライブ 編集部
