国民民主党の玉木雄一郎代表(2021年撮影)

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国民民主党の玉木雄一郎代表が2024年7月18日、Xで自身の対話型AI「『AIゆういちろう』に関するお知らせとお願い」を行った。

このサービスは8日に公開したばかり。多くのユーザーが利用した結果、10日間で「12万円の請求」があったという。

「ご利用のたびに私に課金される仕組みになっています」

「AIゆういちろう」は、国会での質問・答弁やXでの投稿内容など、玉木氏による過去の発言を学んだ対話型の生成AIで、利用者が政策に関する質問などを直接尋ねることができる。

東京都の小池百合子都知事が選挙戦で活用していた「AIゆりこ」が話題になった当時、すでに開発に着手していたとして、玉木氏は「『やられたな!』と思った」などと動画で語っていた。

リリース時のX投稿では、「まだまだ不十分なところはありますが、憲法審査会の議事録などはすべて学習しているので、自民党の『自衛隊明記論』についての賛否など聞いていただけると割と正確に答えます」とアピールしていた。

同サービスが大きな注目を集めたことで、少々困った事態となっているという。

玉木氏は18日、「AIゆういちろう」の運用開始を報じる産経新聞の記事を引用し【「AIゆういちろう」に関するお知らせとお願い】を公開した。

「すでに10万件を超える利用をいただいておりありがたい限りなのですが、Open AIのシステムを使っているため、ご利用のたびに私に課金される仕組みになっています」。課金額は8日間で12万円にのぼるという。

想定外の費用負担が生じたことで、利用者に向け「そこで、お願いなのですが、ご利用いただける(いただいた)方は、X(旧ツイッター)でサブスク登録をしていただくと、1ドル/月が入金されることになるので助かります!」とお願いをした。

「AIゆういちろうの返答精度も、サブスクの中身も高めていきたい」

今後について「さらにAIゆういちろうの返答精度も、サブスクの中身も高めていきたいと思っておりますので、ご協力よろしくお願いします!」とつづっている。

玉木氏の呼びかけには、「玉木さんのこういう前例に捕らわれず新しいものに触ってみる姿勢、好きです」「普通は制限かけるなどユーザーの不利な方向に動くところを、運用継続するための資金集めに動くのはほんと素晴らしいな」「AIゆういちろうを使うと国民民主党の代表が兵糧攻めに遭うというwww でも制限かけることなく、サブスク登録のお願いだけなのカッコいいな!」などポジティブな反応が多い。

一方で、当初の想定とは異なる無関係な回答を求め、質問を繰り返すユーザーなども散見されていることから「無料ChatGPT使いされたら破産一直線やぞ。どこかで線引(期間を限定するなど)したほうが良いかと。。。」「悪意持つ人は必ずいるので なんらかの対策してほしいところ」などと注意を呼びかけるユーザーの声もある。