身体つき話題のV系バンド「RENGEKI」女形ギタリストNimo 「鍛えることをどうしても辞められない」【インタビュー】
ヴィジュアル系バンド「RENGEKI」の女形ギタリストNimoさん。J-CASTニュースの記事「V系バンド『RENGEKI』女形ギタリストNimo、『筋肉の大会』へ 仕上がった体つきとV系メイクのギャップすごい」で取り上げたように、あまりに仕上がった体つきと、ヴィジュアル系メイクを施した派手な顔立ちとのギャップに注目が集まった。
そんなNimoさんが、トレーニングを始めたきっかけは? Nimoさんの独占インタビューをお届けする。
コンプクレックスを払拭するために始めた
Nimoさんが注目を集めたのは、昨年(23年)7月、自身のXで「女形V系バンドマン(休職中)が筋肉の大会に挑戦した結果、バンギャル一同と一緒に表彰される動画」として、自身が参加したボディコンテストの様子をおさめた動画を投稿したことだった。以来、ファン以外にもその名が広まっていった。
――Nimoさんが筋トレをはじめたきっかけはなんですか。
Nimo:実は幼少期に、女性化乳房を患い、まわりからバカにされるということがありまして...。たとえば、体育の授業で着替えをする時も一人でトイレに行ってするなど、身体にはコンプレックを抱えて生きてきました。高校生になった頃には、友達とプールや海に行くこともできませんでした。
そんな中、大学生になり、53万円かけ、乳腺を除去する手術を行いました。大金を使い、除去したからには、人前で「脱げる身体」にしたいと決意し、ダイエットや筋トレ始めました。
――「筋肉の大会」に出場しようと思ったのはどうしてですか。
Nimo:コンプクレックスを払拭するため始めた筋トレですが、気づいたらそんなことは忘れてしまい、筋肉に打ち込む日々になりました(笑)。筋トレできなくなる方が苦痛になりました。そうしたなかで、大会に出て高みを目指そうと思い始めたんです。目立つことも嫌いじゃなかったので。
大会では、絞りがかなり評価されるので、過酷な減量が必要。だから、減量中の筋トレは現状維持できたら万々歳。基本的に、減量を進めれば進めるほど、筋トレでできることのレベルが落ちていくんです。そこを気合いで踏ん張って、なんとかトレーニング時の重量、回数が落ちないように抗うのがとにかくしんどいです。
――それにしても、ヴィジュアル系メイクを施したかわいらしい顔立ちと筋トレした身体。だいぶかけ離れている感じがするのですが、それでも筋トレ突き通す理由はなんでしょうか。
Nimo:もともと、女形の格好で、ギターを早弾きする動画がバズったことで、ギタリストとして活動していました。で、筋トレにハマりだした時期とギタリストをしている時期が重なったんですよ。鍛えることをどうしても辞められず、筋肉の大会にでて結果を残せれば、個性として認めてもらえるのではないかと。そんな思いがありました。
今では、イベントに出るたび、楽屋などで「筋肉の人」と話しかけられる機会が増え、とても嬉しいです。