GACKT、上沼恵美子、名店のシェフが審査!若手料理人ナンバーワンを決める「CHEF-1グランプリ2024」決勝戦の見どころ教えます
若手料理人のナンバーワンを決める大会「ザ・プレミアム・モルツ presents CHEF-1グランプリ2024」の決勝戦が、7月14日(日)18時半〜ABCテレビ・テレビ朝日系列で放送されます。全国から集まりし506名のシェフの頂点に立ち、賞金1000万円を手にするのは、一体どのシェフなのか!? その見どころをご紹介します。
賞金1000万円! 若き料理人が栄光を目指すシェフ版「M-1グランプリ」
若手料理人のナンバーワンを決める大会「ザ・プレミアム・モルツ presents CHEF-1グランプリ2024」。「M-1グランプリ」のように参加資格があり、年齢が40歳未満であること。プロアマ、料理のジャンルは問いません。
全国各地から506名がエントリーし、書類審査をクリアしたシェフが2回戦へ進出。全国5ヶ所で予選を行いました。その中のひとつ、関東・甲信越エリアでは、私、編集えびすが僭越ながら審査員を務めさせていただきました。
そこで24名へと絞られ、3回戦で各ジャンルのナンバーワンを決定。合計6名が準決勝で激突し、下記の4名が決勝へと駒を進めました。
・『枯朽』所属:吉岡翔太さん(東京都/フレンチ)
・『TTOAHISU』所属:山下泰史さん(福岡県/ジャンルレス・その他)
・『atelier HANADA by 森本』所属:花田洋平さん(大阪府/中国&アジア料理)
・『東山緒方』所属:木村僚佑さん(京都府/日本料理)
決勝の対決は昨年同様、トーナメント制を採用。統一テーマ「料理に革命を起こせ!」のもと、第1試合が「インスタントラーメンに革命を起こせ!」、第2試合が「肉じゃがに革命を起こせ!」というお題が決められています。
それぞれの試合を勝ち上がった2名が、最終決戦「ハンバーグに革命を起こせ!」に挑みます。
国民代表審査員に上沼恵美子が初参戦!
決勝の審査員を務めるのは5名。
・和食:神田裕行さん
17年連続でミシュラン三つ星を獲得する『日本料理かんだ』店主。ミシュランから日本人として初めて「メンターシェフアワード」に選出されています。
・フレンチ:関谷健一朗さん
17年連続ミシュラン三つ星店『ガストロノミー“ジョエル・ロブション”』総料理長。フランス料理界最高峰の称号「M.O.F」(フランス国家最優秀職人章)を日本人で初受章しています。
・ラーメン:中村栄利さん
『NAKAMURA』店主。アメリカでラーメンブームを引き起こした“ラーメン界の革命児”です。
そして、国民代表審査員として、神の舌を持つアーティスト・GACKTさんが2年連続で参戦。
さらに、今年は新たに上沼恵美子さんが国民代表審査員に就任。料理番組『おしゃべりクッキング』を27年続け、番組で食べた料理は7000食! よりパワーアップした審査員軍団が、シェフたちの料理をジャッジします。
戦いを見守るメンバーも豪華。MCの南海キャンディーズ・山里亮太さん、女優・松下奈緒さん。スペシャルサポータのM-1グランプリ2023優勝コンビ・令和ロマンのおふたり、そしてゲストに、今田耕司さん、森泉さん、井桁弘恵さんとこちらも錚々たる顔ぶれが揃いました。
第1試合、第2試合の組み合わせは抽選で決定。昨年と同じく、審査は誰が作ったかを明かさずに食べるブラインド方式で行われます。調理工程から隠されていて、どうなっているのかまったくわからない状態の先入観なしでの実食となりました。
ちなみに、審査員は各20点を持ち、100点満点。合計得点の高さを競います。
“発酵vsエスニック”インスタントラーメン対決
第1試合は「インスタントラーメンに革命を起こせ!」。対決するのは、フレンチの吉岡翔太さん、ジャンルレス・その他の山下泰史さん。山下シェフは昨年に続き、「インスタントラーメン」と相対することに。丸山千里シェフに敗れ、「屈辱しかなかった」と悔しさを隠さなかった昨年。その雪辱を果たしたいところです。
しかし、今年はルールに少し変更あり。どのメーカーを使ってもいいのは変わりませんが、袋の麺に加えて、付属の粉末スープの使用が必須になりました。より難易度が上がったこのテーマ、どんな革命的なインスタントラーメンが生まれるのでしょうか。
これまで優勝シェフを生み出してきた激戦区・フレンチを勝ち抜いてきた吉岡シェフ。“食の実験室”をテーマにした新しいフレンチを提供する東京のレストラン『枯朽』の若きシェフとして腕をふるっています。
「しじみラーメン」を選択した吉岡シェフは作る料理は、「ぬかヨーグルト ナッツ薫るラーメン」。福井県にある実家の民宿『よしおかや』のへしこ(サバのぬか漬け)から着想を得たと言います。
へしこのぬかが持つ発酵由来の芳醇な香りと旨味、ヨーグルトのクリーミーさと酸味、麺で構成された料理を実食した上沼さんは、コメントを求められるやいなや「大好き!」と大満足の笑みを浮かべます。
また、厳しい意見が多いGACKTさんも「正直すごくおいしいと思いました」と口にするほど。国民代表審査員のふたりを唸らせた、まさに革命的な一杯の得点は如何に!?
対する山下シェフが手掛けるのが「はまぐりと羊のラーメン」。「稲庭中華そば」がベースのこちらは、本来トッピングなどで味変するのがラーメンですが、ただ食べ進めるだけで味変すると言います。
調理工程を見ても、赤パプリカの網焼きから始まり、玉ねぎ、エシャロット、こぶみかんの葉やレモングラス、仔羊……と、なんともエスニックの風情。
まずはスープだけでひと口。具材と麺、最後に仔羊の旨みが溶け出したスープを食べてください。と言う通りに食べ進めていく審査員。
実食後のコメントでは、ラーメンのプロフェッショナル・中村シェフが「食材をよくご存知。非常によくできたラーメン」と言えば、あるシェフからは「文句のつけようがない」と賛辞が送られます。
実はこの戦いで、あるシェフから20点満点が付けられます。一体誰がどちらのシェフを評価したのか。その結果はぜひ放送をご覧ください。
“関西ダービー”となった肉じゃが対決
第2試合は「肉じゃがに革命を起こせ!」。対決するのは、中国&アジア料理の花田洋平さんと日本料理の木村僚佑さんです。関西エリアのシェフ同士による“関西ダービー”となった試合は、それぞれが自身のジャンルの技術を駆使した料理の対決となりました。
第1回大会で決勝3位、数々のコンクールでの受賞経験もある花田シェフが作るのは「ラムじゃが」。ラム肉や角切りにしたじゃがいもを春巻きのように巻くお料理。調理の段階から、今田耕司さんから思わず「革命!」という声が飛び出すほど画期的な料理ができあがります。
「すごく好き」、「食感が素晴らしい」とさまざまなシェフが絶賛する中で、「味はおいしいんですよ。食感もいいし」と切り出したのが、国民代表審査員のGACKTさん。「肉じゃがは肉とじゃがいものアンサンブル」と持論を話したうえで衝撃のコメントが放たれます。
日本料理のシェフとして初の決勝を果たした木村シェフは、「じゃが肉」で勝負。砂糖、みりんを使わず素材の甘みだけで仕上げることで、生産者の思いやそれぞれのじゃがいもの良さを引き出すという一品です。
全国から食通が訪れる京料理の名店『緒方』、その姉妹店「東山緒方」で2番手を担う実力者の“技”を如何なく発揮。それは、調理を見届けるMCやゲストから思わずため息が漏れるほどです。
「じゃがいもとお肉のふたりのビッグショー」と上沼さんが言えば、「相性の良さを楽しむことができた」と中村さん。ふたりはじゃがいもとお肉の相性に触れる一方で、「●●はいらなかった」とあるシェフが口を揃える場面も。この●●についてはオンエアでご確認を!
どちらの料理も審査員の意見が割れた、肉じゃがの定義を考えさせられる一戦になっています。
これぞ革命! 最終決戦で衝撃のハンバーグが登場
最終決戦は「ハンバーグに革命を起こせ!」。第1試合と第2試合を勝ち抜いたシェフによる対決で、いよいよ「ザ・プレミアム・モルツ presents CHEF-1グランプリ2024」の優勝者が決まります。
先攻のシェフが使用する食材は馬肉とたくあん。生肉から従来のハンバーグのようなジューシーさが出るのか。期待と不安に包まれる中、できあがる一品とは!?
後攻のシェフが用意した食材は、魚の王様・クエ、牛肉の王様・シャトーブリアン、そして野菜の王様・モロヘイヤと王様尽くし! 調理中には、クエとシャトーブリアンが一緒にミンチになって出てくるなど、これまでに見たことがない、まさに革命的な料理が登場します。
最終決戦の審査では、思わず上沼恵美子さんが完食。「もうひとつほしい」と口にすれば、神田シェフからは「素晴らしいバランス。どんどん引き込まれていった」というコメントも飛び出した最終決戦。
史上空前の対決を制したのは、4人のシェフの誰なのか!? その答えは、7月14日(日)18時半〜放送される「ザ・プレミアム・モルツ presents CHEF-1グランプリ2024」決勝戦(ABCテレビ・テレビ朝日系列)をご覧ください。
写真/(C)CHEF-1グランプリ2024 取材/編集部えびす