【巨人】助っ人補強第2弾 内野のユーティリティ獲得報道で注目集める 「奮起が期待される選手」とは

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門脇にとっては一層の奮起が求められそうだ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 得点力不足が課題となっている巨人が新たな補強に動いている。

 巨人が新外国人選手候補として、前ロッキーズ傘下3Aアルバカーキの内野手、ココ・モンテス(27)をリストアップ。獲得間近だと29日付けのスポーツ各紙が報じている。

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 助っ人補強が現実となれば、先に獲得した外野手のエリエ・ヘルナンデスに続く第2弾のシーズン補強となる。

 米マイアミ出身、今季3Aで打率トップを誇る強打の右打者、27歳内野手が合流となれば、目的は打線強化となるが、ポジションは遊撃含め、内野はどこでも守れるユーティリティプレーヤーとあって危機感を持つ選手も出てきそうだ。

 現在は開幕サードでスタートした坂本勇人が打撃不振でファーム調整中、一方で今季は開幕から遊撃を守ることが期待されていた門脇誠もなかなか不振から抜け出せない。

 ルーキーイヤーとなった昨季は堅実な守備で頭角を現すと、段々と打撃でも対応力をあげ、シーズン126試合に出場、打率「.263」、3本塁打、21打点、11盗塁と走攻守すべてに存在感を示した。今季からは背番号「5」に変更、改めてチームの中心選手として活躍することが期待されていたが、開幕直後から攻守に精彩を欠き、ベンチを温めることが増えた。

 ここまで打率「.212」、0本塁打、7打点。守備においては、変わらず堅実なプレーも光るが、打撃面では本人も歯がゆい成績となっている。

 もう一人のユーティリティプレーヤー、ルーキーの泉口友汰も新助っ人獲得となれば、一層の奮起が求められそうだ。

 門脇同様、守備の堅さは光るが、ここまで38試合に出場し、打率「.196」、1本塁打、7打点。交流戦では存在感を示した時期もあったが、リーグ戦再開後は無安打と壁にぶつかっている。

 「1点を守り勝つ野球」を掲げ、ここまで戦ってきたチームも投手陣も疲れが見え始め、何にせよ得点力をあげないと勝てないのは明白となってきている。

 一塁に打撃の良い大城卓三を配置、三塁には4番の岡本和真と攻撃的オーダーとなっている今、右の強打者の助っ人が遊撃を守るとなれば、門脇、泉口は改めて結果を積み上げていくことが求められそうだ。

 チームにとってもここが踏ん張りどころとなる。シーズンの半分を消化し、貯金1も現在リーグ4位。勝負の8月、9月を見据えギアを上げていくことが必須となっている。助っ人獲得がチームにどんな化学反応をもたらすか。今後の起用も注目を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]