演劇集団Z-Lion2024年度公演『a Novel 文書く show』

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2024年7月12日(金)~7月21日(日)俳優座劇場にて、演劇集団Z-Lion2024年度公演『a Novel 文書く show』が上演されることが決定した。

本作は脚本家・演出家・俳優の粟島瑞丸が、小さいながらも質の高い、オリジナルの舞台を作りたいと考え、2012年に旗揚げした演劇集団 Z-Lionの人気作。今回、キャストを新たに再演する。

2013年、2019年に続き、3回目の上演となる。Z-Lionが拠点として活動してきた俳優座劇場だが、来年春に閉館が決まり、ホームでの最終公演となる。

Z-Lionは誰がみてもわかりやすく、笑って泣けてほっこりするドストレートな作品を、違った視点や路線から表現する事を目指してきた。近年は、「現実には起こらないけど、もしこんな事が起これば世界が変わる」という事をテーマにし、現実とファンタジーの境界線を行き来するような作品を手がけている。昨年、中村アンを主演に迎え上演した『笑ってもいい家』は、全公演完売になるほどの好評を博した。

本作では、主演にテレビ朝日『仮面ライダーギーツ』仮面ライダーパンクジャック役・晴家ウィン役、日本テレビ『あいつが上手で下手が僕で』鳴宮良役、ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ、舞台『幽☆遊☆白書』、明治座創業150周年記念 舞台『赤ひげ』など様々なシーンで引く手あまたの崎山つばさを迎え、2014年、映画『うわこい』で映画初出演にして初主演を務め、同年NHK朝ドラ『マッサン』でのポスター・モデル役で話題になり、2018年にヒロインを演じた『純平、考え直せ』がモントリオール世界映画祭に正式出品されるなどドラマや映画を中心として活躍の場を広げている柳ゆり菜、2014年に放送した『仮面ライダードライブ』の悪役・ブレンの怪演が話題となり、2023年に上映した映画『わたしの幸せな結婚』にも出演し、舞台、映画、ドラマと活躍する松島庄汰、ミュージカル『刀剣乱舞』、『マッシュル-MASHLE-』THE STAGEなどの人気作で人気急上昇中の京典和玖、2024年5月にAKB48を卒業予定で今後の活躍が期待される谷口めぐをはじめ、金児憲史、清水由紀などの実力派キャスト、2019年の公演にも出演し、映画・ドラマ・舞台など幅広く俳優業の基盤を築く星田英利などが脇を固める。

新たなキャストを迎えての優しい愛と笑いに包まれた、少し不思議なノベリスト・ファンタジーを楽しみにしよう。

【あらすじ】
学⽣時代に文学賞を受賞し、小説家として華々しくデビューを飾った⾼橋裕樹だったが、その後はヒット作もなく、鳴かず飛ばずの状態が続いていた。
父とは仲が悪かったが、収入もなくなり、妻の梨絵と共に実家のネジ工場に身を寄せることになる。
そんな中、担当編集者の斉藤から「今作が売れなかったら契約は打ち切り」と告げられる。
⼈⽣がかかった作品。しかし、締切を過ぎても思うように物語が進まない。
見るに見かねた斉藤は、不思議な提案をする。

「書けないのなら、実際に小説の中に⼊って物語を進めてください」

言葉の意味を理解できないまま眠らされると、そこは裕樹が書く小説の世界が広がっていた。
個性豊かな様々なキャラクターやまるで性格の違う父。そしてそこに姉のめぐみの姿も…。
裕樹はそんな登場人物達と協力し、無事に小説を完成させる事ができるのか。
Z-Lionが数年ぶりにお届けするヒューマン・ハートフル・ファンタジー・コメディ。