アンジェラ・アキ、12年ぶりのアルバム本日発売 ミュージカル『この世界の片隅に』稽古風景も含む全曲フラッシュ公開
昨年11月、10年ぶりの日本での音楽活動再始動を発表したアンジェラ・アキ。再始動発表早々、第一弾シングル「この世界のあちこちに」を2月7日(水)に配信リリース、さらに同月23日にはYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」第410回に初登場し、現在も国民的合唱・卒業ソングとして歌い継がれている楽曲「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」(2008年9月17日リリース)を一発撮りパフォーマンス。この10年ぶりの歌唱は大きな話題となり、公開からわずか2カ月足らずで450万再生に到達、YouTube急上昇ランキング音楽部門でも最高5位を記録するなど、10年ぶりの日本再始動とは思えぬアーティストパワーを感じさている。
そして4月24日(水)、来月5月から日本全国で上演される東宝オリジナルミュージカル『この世界の片隅に』の本公演用に制作した楽曲をリアレンジし、自ら歌唱したニューアルバム「アンジェラ・アキ sings 『この世界の片隅に』」がリリースされた。オリジナルアルバムリリースとしては12年ぶり(前作は2012年7月18日リリース「BLUE」)となるが、同時の今作はアンジェラ・アキにとってミュージカル作家としての1stアルバム、つまりデビューアルバムとなる。
今回のアルバムに関してアンジェラ・アキは「10年前に日本での音楽活動を休止したのは、自分が納得できるミュージカル音楽作家になるためでした。そのためにはもう一度音楽を勉強しなおさなければならない、中途半端に逃げ道を日本に残して活動することはできないと思ったからです。そうして実際に納得いくまで勉強して、それでまた機会を与えていただいて世に出す作品です。このアルバムを聴いた人が、自分の居場所やその形は様々に変わっていくけれど、誰かとつながった時にそこにあるぬくもりが、きっとその人の居場所。失敗をたくさんしながらも、人とつながろうとしてきた自分は間違ってなかったんだ、自分の居場所はちゃんとあるんだ、と感じてもらえたらと思います。原作者である、こうの史代先生の作品と上田一豪さんの脚本にある物語のあたたかさ、そのぬくもりを共有してくれたら、とても嬉しい。そして同時に普段ミュージカルを観る機会が無かった人も、劇場に足を運びたくなる、そのきっかけになったら嬉しいです。」とコメント。
そんなアルバムの全曲をいち早く視聴くことができるアルバム全曲フラッシュがアンジェラ・アキOfficial YouTubeチャンネルに公開された。アルバム全収録曲を日本での再始動後のドキュメント映像と共に約3分ほどで聴くことができる。映像の中には、今回音楽制作を務めたオリジナルミュージカル『この世界の片隅に』の稽古中風景でのアンジェラも初収録。なかなか目にすることのない制作スタッフとしてのアンジェラの表情にも注目だ。