J2徳島、誹謗中傷行為へ声明 MF西谷和希の契約解除後「悪意ある書き込み確認」
クラブ公式リリースで発表
J2徳島ヴォルティスは4月6日、SNSやインターネット上における誹謗中傷行為が確認されたことを発表し、事実に基づかない悪意ある書き込み行為に対する声明を発表した。
徳島は今季開幕から8試合を消化し、1勝2分5敗の最下位に低迷。この1週間で吉田達磨前監督の解任や開幕から7試合に出場していたMF島川俊郎の電撃引退、MF西谷和希との契約解除を発表するなど、不安定な状況が続く。
そうしたなか、クラブはSNSやインターネット上における誹謗中傷行為が確認されたことを明らかにした。公式サイト上では、シーズン序盤の成績不振を謝罪したうえで「4月4日(木)にリリースをおこなった西谷和希選手との双方合意に基づく契約解除発表後、SNSやインターネット上で弊クラブに所属する選手・スタッフや家族近親者等を含むクラブ関係者に対する誹謗中傷等や、事実に基づかない悪意ある書き込み行為等が確認されております」としている。
この事態を受け「誹謗中傷や脅迫、また差別的言動は、いかなる理由があっても許されるものではありません。弊クラブでは、皆様よりいただく様々なご意見やご批判に関しては全てに目を通し真摯に受け止めさせていただいております。しかしながら、上記のような攻撃することを目的とした行為や、事実に基づかない情報発信によって、選手・スタッフが本来の業務に邁進できない事態になりかねない状況は大変遺憾であり、非常に危惧すべき状況であると考えております」と訴えた。
続けて「このような悪意ある書き込み等の誹謗中傷行為は、名誉毀損等の犯罪を構成し、また損害賠償請求の対象となる可能性があります。また、皆様から多くいただいておりますご意見に関しては、クラブでは事実を把握しておりますが、双方で合意した契約に関する事項となるため詳細をご説明できない点はご理解いただきたいと考えます。事実に基づかない憶測等による情報発信は特にご注意いただき、謹んでいただきますようお願いします。
今後上記のような行為を確認した場合には、弁護士等と協議の上、しかるべき法的措置を検討させていただくとともに、発信者情報開示請求を実施するなど、SNSやインターネット上の誹謗中傷行為等にも対応して参ります。また、被害が確認される選手や関係者、ご家族等の皆様に対するケアについても取り組んで参ります。ファン・サポーターの皆様におかれましては、そういった発信を厳に謹んでいただくとともに、拡散をされないようご協力をお願いいたします」と注意喚起を促している。(FOOTBALL ZONE編集部)