Big Planet Made、Kakaoエンターテインメントと音源流通の手数料で対立…公式コメントを発表
Big Planet Madeは25日「当社はKakaoエンターテインメントが運営しているMelOnを通じて、音源を流通してきました。しかし、最近、Kakaoエンターテインメントが、系列会社、及び子会社に所属している企画会社と、その他の企画会社に対し、差別的に流通手数料を受け取ってきたことが発覚し、関連の証言を確保して公正取引委員会に通報しました」とし、「その結果、当社は3月22日に公正取引委員会から“事件着手事実通知”を受けました」と発表した。
【Big Planet Made 公式コメント全文】
1.当社はKakaoエンターテインメントが運営しているMelOnを通じて、音源を流通してきました。しかし、最近、Kakaoエンターテインメントが、系列会社、及び子会社に所属している企画会社と、その他の企画会社に対し、差別的に流通手数料を受け取ってきたことが発覚し、その後、今年1月に公正取引委員会にこの問題を検討してほしい、という内容の届出書を提出しました。その後、公正取引委員会が当社の通報を裏付けることができる証拠資料の提出を要請し、当社は規定手続きに従って確保していた客観的な証拠を提出しました。
2.その結果、当社は3月22日に公正取引委員会から“事件着手事実通知”を受けました。公正取引委員会の関係者は「Big Planet Madeが通報したKakaoエンターテインメントの不当な支援行為に対する件を3月21日、公正取引委員会の会議運営及び事件手続きなどに関する規則第15条(審査手続きの開始)第1項に従って、審査手続きを開始した」と伝えました。
3.当社の公式的な問題提起に対して、Kakaoエンターテインメントは3月4日、「厳格で客観的な基準に従ってパートナー社と協議して契約を締結し、特定パートナー社に対していかなる不公正な特典も提供したことはない」という反論コメントを発表しました。しかし、Kakaoエンターテインメントが一般会社には20%前後の流通手数料を要求する一方、SMエンターテインメント企業のような関係会社には、5〜6%程度の流通手数料を要求したことは常識的に納得できない範囲であり、これは関係会社の利益を最大化させると同時に、市場の秩序を乱す結果を招きかねません。公正取引委員会が正式な審査手続きを始めたのは、当社が提起した問題と、これを裏付ける証拠資料を深刻に受け入れたからだと判断しています。
4.公正取引法上、特殊関係である、または別の会社にサービスなどを相当有利な条件で取引する行為は、不公正取引行為に値する可能性があります。このような理由で当社は、Kakaoエンターテインメントに流通契約の解除を要求しましたが、Kakaoエンターテインメントはこれを拒絶しました。これとともに当社に「虚偽事実を根拠に、一方的な契約解除を主張している」とし、「すべての契約は秘密維持義務に従って、当事者のほかには詳しい内容を知ることができないため、Big Planet Madeは他社の契約内容について詳しく知ることができない」と主張しました。しかし、実際にKakaoエンターテインメントは「虚偽事実」が何であるか具体的に提示しておりません。もし、当社が確保した証拠をもとに「SMエンターテインメントに5〜6%程度の流通手数料を要求している」という問題提起が事実ではないと主張するのであれば、これに反論できる正当な資料を提示してくださるようお願いします。
5.また、Kakaoエンターテインメントが不公正な行為に対する反発で、流通契約を解除してほしいという当社の要求は拒絶しながらも、同じ時期に別の音楽企画会社であるA社とは流通契約変更を承認しました。このような差別的な決定についても、立場を明かしてください。このように、Kakaoエンターテインメントは一貫した基準なしに、市場を支配している立場で、事実上“パワハラ”を行っており、このような差別的な措置に対しても当社は断固に対応していく方針です。
6.当社は公正取引委員会の透明で綿密な調査を通じて、すべての真実が明らかになると信じています。今後、当社が追加で確保する資料も公正取引委員会に提出し、誠実に調査を受けて真実を明かす同時に、多数の善良な中小企画会社がKakaoエンターテインメントの差別的な手数料要求、そして契約変更などによって被害を被らないようにベストを尽くします。