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 トッテナム・ホットスパーはこの冬、ドイツ代表57試合で24得点をマークしてきたストライカー、ティモ・ヴェルナーをRBライプツィヒから獲得した。かつてチェルシーFCで2年間在籍した快速スプリンターではあるものの、しかしながらファンからの反応は決して芳しいものではない。そのプレミア時代でも89試合で23得点と期待に応え切れておらず、さらにその後のライプツィヒ復帰後も低迷は続いて今季はブンデス8試合の出場で2得点。当然のことながらかつての恩師、ナーゲルスマン監督が就任したドイツ代表への復帰も見送られることになった。

 そういった背景によるファンからの懐疑的な反応ではあるのだが、ポステコグルー監督はむしろ「私は3・4年前に何が起こったかを気にするのではなく、むしろいま現在で何をもたらしてくれるかを見ているんだ」と反論。「敢えていうならば彼は全く異なる選手であり、そしてそれは人間的な部分としてもいえるだろう。人は日々成長し続けていくものであり、ヴェルナーもまたある段階で成長を重ねてきたはずだ。そして肉体的には最高潮の年齢にある。そんな代表への野心を胸に最高レベルでプレーしたいという、その気持ちに応えられる機会をクラブとして与えたいんだ」と語った。