地図から読み解く意外な地域性も面白い(画像はイメージ)

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 【最近気になる注目ワード・10】 地図情報会社「ゼンリン」の公式X(旧Twitter)アカウントがフォロワーの口コミを元に地域性を楽しめる面白マップを度々発信していることはご存じだろうか。「豚汁」の読み方を県別に調べ上げた「豚汁マップ」など、意外な県民性を知れる全国調査が巷で話題となっている。どういうことか、詳しく見ていこう。

●地図会社のゼンリンが作ってみた「豚汁マップ」が話題



 「豚汁マップ」を作成したきっかけは、ゼンリンの広報が12月4日に公式Xでつぶやいた「『豚汁』はとん汁? ぶた汁? うちの上司(福岡県出身)はぶた汁でした。みなさんの呼び方と出身地を教えてください!」というポスト。フォロワーから多くの反応があったため、「豚汁マップ」を作成することになったという。

 さっそく集計の結果を見ていこう。12月12日にポストされた「豚汁マップ」を見てみると、本州の広い地域で「とんじる」読みが多数を占め、北海道と九州辺りでは「ぶたじる」と読む人が多いようだ。なぜか富山県と三重県も「ぶたじる」派が多くなっているなど、調査してみないとわからない発見もあるのが興味深い。

 意外な県民性を知れるマップは反響も大きく、「『ぶたじる』がメジャーだと思ってたんだけど…」「家では『ぶたじる』、外では『とんじる』とバイリンガルに使い分けてます」「富山と三重の歴史とか調べたら面白そう」「焼き鳥マップも作ってほしい!」など多くのコメントがSNS上に寄せられた。

 過去にも地域性を楽しめる面白マップを公式Xで発表している。例えば「小学校の給食牛乳マップ」や「小学校の修学旅行先といえばマップ」「県民の日に学校が休みになる都県マップ」「○本木vs○本松 地名数勢力マップ」といった地図愛あふれる投稿は、毎回SNSを大いに盛り上げているようだ。

 ゼンリン公式Xでは他にもちょっとした話のネタになりそうな面白ネタが発信されているので、気になった人はチェックしてみてはいかがだろうか。(フリーライター・井原亘)

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■Profile

井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている