遠藤航は「リバプールに“超重要”な選手」 クロップ発言に英注目「短期的ではない」
遠藤航に言及したクロップ監督の発言に英メディア注目
イングランド1部リバプールは現地時間9月24日、プレミアリーグ第6節でウェストハムと対戦し、3-1で勝利した。
ベンチスタートとなった日本代表MF遠藤航は試合終盤のみの起用に。今夏の加入後、出番が限られる状況にあるなか、現地メディアはユルゲン・クロップ監督のコメントを引用し「リバプールにとって“超重要”な選手」と伝えている。
リバプールは今夏、MFジョーダン・ヘンダーソン(→アル・イテファク)、MFファビーニョ(→アル・イテハド)ら中盤の戦力が相次いで退団。その穴埋めを図ったなかで、遠藤は3人の新戦力(アレクシス・マック・アリスター、ドミニク・ソボスライ、ライアン・フラーフェンベルフ)とともに加わったが、プレミアリーグではわずか91分の出場にとどまっている。
5連勝を飾ったホームのウェストハムでも後半43分からの途中出場となり、中盤の序列争いでは大きく後れを取っている印象だ。それでもクロップ監督は試合後、「彼は非常に短期間ですでに3、4試合した。それが重要であり、これは短期的なプロジェクトではない。ワタルはチームにとって非常に重要な一員であり、彼を獲得できて本当に嬉しい」と、長期的な視野で起用し続けていくことを示した。
英紙「デイリー・ミラー」はこの発言に注目。「遠藤航がリバプール移籍後ほとんど出場していない理由をユルゲン・クロップが説明」と見出しを打ったうえで「クロップ監督は、遠藤がリバプールにとって“超重要”な選手であると主張している」と伝えた。
記事では「クロップ監督はこの30歳が『試合に出場するだろう』とし『短期的なプロジェクトではない』と主張した」とも記され、大歓迎でリバプールへ迎え入れたドイツ人監督からの信頼が揺らいでいないことを指摘。加入間もない状況を考慮されている遠藤だが、逆に捉えればさらなるアピールが不可欠とも言えそうだ。(FOOTBALL ZONE編集部)