さんま、ジャニーズ「社名変更」発言に集まる批判 目立つ時代錯誤の言動にささやかれる”賞味期限”
2023年6月、オリエンタルラジオ・中田敦彦の「松本人志批判」騒動について、本誌直撃に答えた明石家さんま
「コメントが的確でおもしろい」「なんでも笑いに変えるエネルギーと手腕がすごい」と、長年「好きな芸能界のご意見番ランキング」に顔を出しているのが、明石家さんま(68)だ。テレビやラジオなどで発言した芸能ニュースなどに対する内容が、たびたびネットニュースに取り上げられることも多い。
最近では、ジャニーズ関連についての発言が注目されている。9月16日深夜放送のラジオ番組『MBSヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)では、ジャニーズ事務所が社名変更を検討している点について言及。「じつは、名前変えるって、とんでもない作業になるんですよ。まあ、事務所がたいへんなの。パンフレット、全部刷り変えなあかん。あれで何百万かの損害やねん」「ジャニーズなんて、全部入れ替えたら、ひょっとしたら2ケタ億やろ」と心配し、翌23日の放送でも「最近になって、ワイドショーがみな、なあ……。10月2日に記者会見があるらしいけども」と、さらに気にかける発言をしていた。
こうしたさんまの発言に、SNSでは、理解を示す意見が見られた一方で、
《金じゃない手間じゃない、人権が優先って言わない。保身の人ですね》
《いくらかかろうが被害者の方々や関わっている企業へ事務所が誠意ある行動を取る事が第一です。さんま関係ないし口を出すな》
と、当事者でない人間の無責任な発言として、批判する声も寄せられている。
長年、コメントが支持されてきたさんまだが、じつはここ数年、その発言が世間の非難を浴びるケースが増えている。
「とくに顕著なのが、司会を務める『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)でのトーク内容です。これだけルッキズムなど、人を見た目で判断することが間違いだといわれているなかで、いまださんまさんは容姿をいじるような内容で笑いを取ろうとすることがあり、しばしばネット上での炎上を招いています。
また、毎年夏の『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)では、深夜に、さんまさんがお気に入りの美女をベスト10形式で紹介する『ラブメイト』のコーナーが恒例になっています。こちらも、ジェンダーが叫ばれて久しい昨今、いかがなものかという指摘が跡を絶ちません。さすがに2023年の放送では、順位制は廃止されたようですが……」(芸能記者)
SNSでも、
《ルッキズムの明石家さんまが出演する番組を観ないで過ごした2022年。2023年も継続する!》
《27時間テレビ、未だにさんましか喜んでないようなラブメイトやってんだ… これ男性視聴者とか楽しいと思うんだろうか…》
《なぜこのさんまのセクハラ、ルッキズムじみた時代錯誤の笑いが許されているのか疑問を感じます!! さんまは完全に時代錯誤! 引退を望みます!》
と、さんまの時流に逆行する言動を非難する声が増えている。
「セクハラやパワハラに対する世の中の人の意識が変わり、それに伴い、タレントも発言に気をつけるよう、セミナーまで開いている芸能事務所もあります。
そういう時代に、さんまさんだけが『大御所だから』という理由で、世の中の空気にそぐわない発言をしていることに、違和感を覚える演者、スタッフも多いです。『ヤングタウン』ではかつて、アンジャッシュ・渡部建さんの多目的トイレでの不倫について、さんまさんが『有名人は密会場所に困る。俺らもよぎったことが』『多目的トイレで愛を確かめ合ったらアカンのか?』などと発言し、批判されたこともありました。
何が炎上の火種になるかわからない世の中ですから、時代の変化にあわせて感覚をアップデートしていかなくては、さんまさんであっても見限られる日が来るかもしれません」(情報番組制作スタッフ)
長い“旬”が続いてきたさんまにも、“賞味期限”が訪れるのか……。