63歳、快適な暮らしのために「やめたこと」4つ。献立はローテーション化で迷わない
3人の子どもを育て上げ、現在は長女の家族と2世帯同居で暮らす井田典子さん。家事に仕事に、必死だった40代を経て、少し肩の力が抜けた50代、そして60代になった今は、夜に行っていた家事などを見直し、ゆとりをもって暮らすように心がけているといいます。
余裕をもって毎日を過ごすために家事の見直しを
整理収納アドバイザーとして活躍されている井田典子さん。60代になり、1日のやるべきことや時間の使い方を見直したことで、がんばりすぎず余裕をもって暮らせるようになったそう。
●井田さんがやめてラクになった4つのこと
1:考えるのをやめて、家事をルーティン化
掃除の仕方も日々の献立も、その都度考えるのをやめてルーティン化。
「“昨日は掃き掃除をしたから今日はふき掃除”など、やるべきことがはっきりして迷わず体が動きます」
2:家事を一人で抱えるのをやめて、家族と共有
リモートワークが増えた夫がランチを担当するなど、家事は分担。
「そのために、家族みんながわかるように冷蔵庫収納を見やすくしたり、情報を共有したりするよう工夫しています」
3:“あとで”をやめて、今すぐ処理
“あとで”と思ったことは、その場を離れたとたん忘れがちに。
「紙類の仕分けや、買い物のメモなど、目の前のことはすぐに処理するクセをつけて、忘れても問題ないようにしています」
4:つめ込むのをやめて、余白を大切にする
収納も時間も“余白”がないと急な事態に対応できません。
「あいているところにつめ込むのはやめ、余白を恐れないことに。暮らしの風通しがよくなり、時間と気持ちに余裕ができます」
●次の日も快適に過ごせる、井田さんの夜のルーティン
<孫と一緒に過ごす>
15時過ぎに小学校から孫が帰宅すると、キッチンで家事をしながら、宿題を見たりして一緒に過ごします。
「必要に応じて、夫と交代で保育園に通う孫のお迎えに行くことも」
<夕食の献立は鶏肉、豚肉、魚のローテーション>
夕食は夫婦2人分のほか、平日は2階に住む娘家族の分を1食当たり1000円でデリバリー。
「メインは鶏肉、豚肉、魚のローテーションと決めているので迷いません。まとめてつくった乾物のおかずと、蒸し野菜の副菜を添えます」
季節の野菜をまとめて蒸すだけで、栄養満点の副菜に。
「ポン酢やカツオ節をかけたり、手づくりドレッングをかけるなど、味つけを少し変えれば飽きません。残ったらスープの具材に」
<夜のうちに明日の準備>
寝る前には必ず明日の予定を確認し、準備を。
「片づけ訪問がある日は道具一式をリュックにつめておけば、忘れ物なし。訪問先の行き方も確認しておき、朝あわてないようにします」
<入浴後に洗濯機を回す>
以前は朝やっていた洗濯を、夜のルーティンに。
「入浴後の習慣にしたら、その日着た服や使ったタオルもすぐに洗えて気持ちがよく、忙しい朝の家事が減ってラクになりました」
『これからの暮らし by ESSE vol.05』では今回紹介した以外に、50代〜60代の暮らし上手さんが「やめてラクになったこと」、老けない美容とファッション、どっちがおトク?、夏野菜おかずレシピなど、暮らしに役立つ情報が満載。