50代の「安心収納」、日常のストック品と防災備品を1か所にまとめてわかりやすく
50代を迎えて、夫婦ふたり暮らしになったライフオーガナイザーの田川瑞枝さん。食器の数が減るなどして、大型のワイヤーラックがキッチンに不釣り合いになったことから、収納家具を入れ直すことに。役目を終えたワイヤーラックは納戸に移動、日用品のストックや防災備品のために利用することにしました。「なにかを補充したくなったら、ここに来れば必ず目的のものが見つかる」。そんなしまい方を紹介。
大型家具は処分が大変。有効利用することを考えた
キッチンを使いやすくするため、収納回りを見直した筆者。その結果、それまで使っていたワイヤーラックを、キッチンからはずすことに。
今どき、不用になったら手放しましょう…といわれるものの、廃棄するには結構な費用が。そもそも、廃棄のための段取りもなにかと手間です。
ちょうど、納戸にある収納スペースの使い勝手が悪かったこともあって、この場所でワイラーラックを再利用することにしました。壊れていたわけではないのですから、有効利用しようというわけです。
納戸の収納スペースを見直す
その収納スペースがこちら。クローゼットタイプで、折り戸がついています。
この写真は、今回のワイヤーラックを再利用する以前の様子。それよりひと回りほど小さい収納棚を、このスペースに入れていました。
サイズが中途半端。すき間ができて、デッドスペースがもったいないなと感じていたのです。
この棚には、筆者の仕事用の書類を置いていました。ちなみに、仕事をするのは別の部屋。仕事部屋と納戸を、書類のために筆者が移動するのが効率悪かったのです。
そこで、書類用の棚を仕事部屋へと移動。あいたスペースにワイヤーラックを収めることにしました。
ちなみに、キッチンから持ってきたワイヤーラック(右側)のサイズは、高さ180×奥行45×幅95cm。すき間なくジャストサイズしました。まるでつくりつけのような収納の完成です。
ストックものは1か所にまとめて収納することに
せっかくサイズがピッタリの収納システムができ上がったので、この収納スペース全体の使い方も見直しています。
もともとあった、左側のワイヤーラックについても、しまうものを再構築。使っていなかったカラーボックスを組み合わせて、中を細かく仕切ることに。
そしてこの全体のスペースには、おもに以下のようなものを置くことにしたのです。
・防災備品
・食料のストック
・日用消耗品のストック
・置き場所のない、いただきものの
なにかを補充したくなったら、ここにくれば必ず目的のものが見つかる。そんな収納スペースへと刷新。
もともとわが家は、各部屋の収納スペースに制約があって、防災備品とストック品を1か所にまとめることができず、点在させていました。これだと、自分以外の家族が、どうしても目的のものを見つけにくい…。
刷新したこの収納スペースなら、答えはシンプル、ものを見つけるのに迷いがありません。場所のありかを、いちいち家族から聞かれなくなった筆者もストレスが減りました。
ワイヤーラックはいろんなものを収納するのにぴったり
筆者のワイヤーラックは、棚1枚当たりの耐荷重が80kgと、非常に丈夫です。したがって、納戸のような場所に置いて、雑多に重いものや大きいものをしまうのに向いています。
書類で満載の重いバンカーズボックス、箱買いしたビール、コストコで大量買いしたストック品…。この手のものを載せても、びくともしない頼もしさがあります。防災備蓄はもちろん、季節用品や家電などの整理に使うのにもぴったり。
ワイヤーラックを使ったら、意外なほど簡単に、今回のような収納システムができあがりました。
暮らし方が変わると収納家具の使い方も変わります。なるべくものを減らす暮らしへと移行したいシニア世代。とはいえ、再利用すること自体は、捨てたものじゃありません。ほどよく取り入れ、処分の手間やムダな出費をはぶきたいものです。