自己条件で2勝目を目指すラレーヌデリス(今年4月撮影、ユーザー提供:ピッオさん)

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 函館9Rの臥牛山特別(3歳上・1勝クラス・芝1800m)は良血ラレーヌデリス(牝3、栗東・安田翔伍厩舎)を信頼する。

 母の半妹にGIを4勝したリスグラシューがいる血統馬。昨秋のデビュー戦では後のダービー馬タスティエーラの2着に終わったが、2戦目となった今年2月の未勝利を圧勝し、素質の片りんを示した。前走の忘れな草賞は1番人気で5着だったが、4角で前に並びかけながら脚が続かなかった点から見て、本質的に2000mは長かったのかも。テンションが高めで、体もすっきりと映ったので、心身ともに成長途上であったことは間違いない。

 その後は無理せずに放牧に出され、今回は3カ月ぶりの実戦となる。休養前の体つきから見て、仮に大幅馬体増でも心配はいらないし、1F短縮で1800mに替わるのもプラス。いずれは上で戦える好素材だけに、自己条件の今回は負けられない。