実績ではメンバー中最右翼のオタルエバー(21年11月撮影、ユーザー提供:GUSOKUさん)

写真拡大

 福島11Rのバーデンバーデンカップ(3歳上・3勝クラス・芝1200m)は実績最右翼のオタルエバー(牡4、栗東・中竹和也厩舎)を信頼する。

 メンバー中唯一、重賞で馬券圏内の経験がある実績馬。少々古い話だが、一昨年の新潟2歳Sでは翌年のマイルCSを制するセリフォスから0秒3差の3着に健闘。同じく秋華賞を勝つスタニングローズには先着していた。少なくとも2歳の時点で重賞級の能力を有していたことは間違いない。

 それから約2年、前走の水無月SではGI2戦を除くと初となる2桁着順、それも最下位の16着に終わったが、これは1年ぶりが影響したもの。もちろん、力負けではない。今回は在厩調整で中4週の臨戦。坂路最終追いでは4F50秒4-1F12秒4の自己ベストを叩き出しているように、出来上昇は間違いなく、能力的な衰えもなさそう。本領発揮ならあっさりまであると見て、アタマ固定の馬券で勝負したい。