U-22日本代表の鈴木彩艶【写真:(C)JFA】

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3月シリーズのドイツ戦を回顧「まだまだ自分のパワーが足りていないと実感」

 U-22日本代表は現在、欧州遠征を行い6月10日のU-22イングランド代表、14日のU-22オランダ代表戦の2試合に向けて準備を進めている。

 現地入りしたメンバーがオンライン取材に対応し、この日出席したGK鈴木彩艶(浦和レッズ)は「勝利を求めてやっていきたい」と気概を語った。

 3月の欧州遠征にも参加した鈴木。U-22ドイツ代表と対戦し2-2の引き分けでタイムアップ。「ドイツ戦では結果として引き分けで終わった。自分の特徴を出し、自身の武器で負けていない部分もあったけど、クロスのところでドイツとやってまだまだ自分のパワーが足りていないと実感しました。前回のドイツ戦の反省を生かし、クロスで当たり負けしない、いかに失点しないかを目指したい」と当時の失点を反省し、控えるイングランド戦へ臨む意向を示した。

 浦和でもリーグ戦では十分にもらえていない現状については「今シーズンの目標はリーグ戦、試合に出場することですが、ここまではなかなかできていない」と冷静に見つめる。それでも代表やルヴァンカップでの出番を生かし「クロスに対し飛び出す部分、ビルドアップで長短のパスを使えている。安定感が出てきている」と自身の成長を感じているようだ。

 また、イングランド1部プレミアリーグでプレーする選手も在籍する相手について「全選手注意しないといけない」と気を引き締める。「やってみないと分からない部分あるけれど、立ち上がり大事だと思う」と試合の入りを警戒。「これまで、(3月シリーズ含め)ヨーロッパ相手に勝てていないので充実感を得たい。勝利を求めてやっていきたい」と勝利への貪欲さを滲ませていた。(FOOTBALL ZONE編集部)