男女500人調査「仕事で理不尽と感じる瞬間」ランキング発表 3位「仕事量に偏り」2位「自分は悪くないのに怒られる」…1位は?
あなたは、職場で理不尽な思いをしたことがありますか。ビズヒッツ(三重県鈴鹿市)が運営するメディア「Biz Hits」が、「仕事で理不尽と感じる瞬間」に関する調査を実施。その結果をランキング形式で発表しました。
「『まじめな人だけが損をする』と感じる」
調査は2023年3月、現在仕事をしている人を対象に、インターネットリサーチで実施。計500人(男性201人、女性299人)から有効回答を得たものです。なお、回答者の年代は、10代0.4%、20代18.0%、30代40.6%、40代26.2%、50代12.4%、60代以上2.4%となっています。
まず、全回答者に「仕事で理不尽さを感じることがあるか」を聞いたところ、「よくある」が34.0%、「たまにある」が49.2%となり、合わせて83.2%の人が理不尽さを感じた経験があることが分かりました。
では、どんなときに理不尽さを感じるのでしょうか。「仕事で理不尽さを感じたことが全くない」と回答した人を除く453人に聞きました(複数回答)。
3位は「仕事量に偏りがある」(44人)です。人によって業務量が違うことに理不尽さを感じている人は多いようで、「ほぼ毎日、理不尽な仕事の配分に嫌気が差します(36歳男性)」「訪問看護師をしています。人よりシフトに入ることが多かったり、重症な人を当てられることが多く理不尽に感じます(40歳女性)」「自分の仕事を他人に押し付ける人がいる。『まじめな人だけが損をする』と感じます(54歳女性)」といったコメントが寄せられました。「周りより業務量が多いのに給料が変わらない」という場合は、さらに不満が大きくなることが予想されます。
2位には「自分は悪くないのに怒られる」(64人)がランクイン。「他人がやったことなのに怒られること(28歳男性)」「自分がミスをしたわけではないのに、クレーマー対応にあたったとき(38歳女性)」「全く自分に非がないにもかかわらず、責任を押し付けられことがある(54歳女性)」といった理不尽さが伝わってくる体験談が。ミスを押し付けられるのは腹が立つものですし、他のスタッフが引き起こしたクレームの対応をすることに理不尽さを感じるのは当然のように思えます。
そして、1位となったのは「評価が不公平」(75人)でした。「生産性が高くても、低い人と同じ給料であること(22歳女性)」「他の人よりスキルがあるけど、年功序列のため昇進できなくてもどかしい(37歳女性)」「昇進が公平でない場合に理不尽さを感じます(45歳男性)」といったコメントが集まりました。自分の頑張りや成果が、給料や地位に反映されていないと不満につながるもの。中でも、「自分より仕事ができないと思われる人」が上司から高評価を受けたり、順調に昇進したりしていると、不満は大きくなりやすいと考えられます。
調査結果を受けて、同社は「『会社は多かれ少なかれ理不尽なもの』と考える人もいますが、あまりに理不尽な環境に身を置き続けていると、心身に負担がかかります」「今の職場で働くのが限界だと感じているなら、転職や社内異動を考えてみてはいかがでしょうか」とコメントを寄せています。