ラブレター、もらったことある?

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 あなたは「ラブレター」を渡したり、受け取ったりしたことがありますか。結婚相談所事業を展開するTMSホールディングス(大阪市中央区)が、ラブレターに関する調査を実施。その結果を発表しました。

女性は「好きな人であればうれしい」

 調査は2023年5月、婚活中の男女を対象にインターネットリサーチで実施。625人から有効回答を得ています。

 まず、「異性からの手紙(ラブレター)」についてどう思うかを聞いたところ、「うれしい」と答えた人が54.6%で、最多となりました。次いで「好きな人であればうれしい」と答えた人が42.2%となり、全体の9割以上の人がラブレターをもらうことに好意的なことが分かりました。

 一方、男女別でみてみると、男性は「うれしい」(68.1%)が最多だったのに対し、女性は「好きな人であればうれしい」(56.9%)が最多となり、感じ方に差があることが分かる結果となっています。

 では、どんなラブレターをもらえるのが一番うれしいのでしょうか。

「異性からもらって一番うれしいラブレター」について聞いたところ、圧倒的トップとなったのは「手書きの手紙」(79.8%)でした。次に多かったのは「LINEなどのメッセージアプリ」(14.1%)ですが、その差は歴然。簡単に書き直すことができない「手書きの手紙」は、費やす時間や手間がかかっている点がうれしいと感じるのかもしれません。

 ラブレターを「もらった」側の具体的なエピソードを聞いたところ、「引っ越すときに『あなたが好きです』って一言書かれたラブレターを渡されたときが忘れられないです。そのときの泣きそうなのに恥ずかしそうな彼女の顔が忘れられないです。結局、幼かったから付き合えなかったけど、忘れられない思い出です」「元彼や元夫との手紙のやりとりは、今となっては、良き思い出です。便利すぎる世の中になりつくづく感じます」「アプリで知り合った異性から、お付き合いを申し込まれる際に気持ちを言葉にしたラブレターを頂きました。残念ながらお断りをしたのですが、お相手の気持ちに対してきちんと向き合うきっかけとなりました」といった体験談が。

 一方、「渡した」側からも、「中学時代に、一目ぼれした人に出して、返事も手書きの手紙を頂いたときはドキドキしました」「高校時代、男子校だったので、別の高校の女子に送りました。どんなデザインの封筒・便せんにしようかとか、香りをつけようとか、少しでも気を引くよう、考えた記憶があります」「バレンタインのときに添えたラブレターに、ホワイトデーにラブレターを返してくれました」など、甘酸っぱいエピソードが寄せられました。

 調査結果を受けて、同社は「スマホやSNSが発達した令和でも、一番欲しいラブレターは手書きの手紙でした」「令和の時代でも喜ばれるラブレターを、大切な人に渡してみてはどうでしょうか」とコメントを寄せています。