百貨店の食品売り場、通称「デパ地下」には魅力的な食べ物がいっぱい。

 お弁当、お惣菜からスイーツまで、思わずあれこれ目移りしてしまうものですが……そこに潜む「ある罠」を描いた漫画に、ツイッターで共感の声が相次いでいます。

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■ 漫画の内容は「グラム売り」について

 漫画の作者は「月光もりあ」さん。「同じ傷を負った方、いると思います」というつぶやきに添えられた漫画にて言及しているのは、商品の重さに価格が連動する、いわゆる「グラム売り」について。

 当時、妻と共にデパ地下を訪れていた月光さんは、「600円」と書かれたラザニアを一切れ購入しようと、店員に声を掛けます。

 しかし、会計の値段を聞いてびっくり!なんと「2400円」と告げられてしまいました。

 まさかの4倍という、あまりの衝撃に目を見開いて驚く月光さんでしたが、店員から「グラム売りなので……」と聞いてさらに困惑。値札よく見てみると、たしかに「100g 600円」と書かれてはいますが……。

 一度申し出た手前、断りにくさもありますが、月光さんは意を決して購入をキャンセルします。しかしその恥ずかしさと言ったらありゃしません。自らを「世界一ダサい客」と揶揄するほどの気まずさを感じながら、その場を後にしたのでした……。

■ 返信欄には共感の嵐

 月光さんの絵柄もあり、非常に面白く仕立て上げられていますが、この話をとても他人事とは思えなかった方が続出。返信欄には過去の経験が続々よせられています。

 もちろん筆者にも覚えがあり、その時は震える手で財布からお札を取り出したものです(苦笑)。

 スーパーで購入するお肉などにも「100g ○○円」という表記が使われますが、こちらはパッケージに価格が記載されていますから一目瞭然。一方今回のデパ地下ではショーケースに展示されているものをその場で量って販売するパターンでしたから、誤認してしまっても仕方がありません。

 しかもご丁寧にカットされている状態であれば、なおのこと「一切れ○○円」とか「大体このくらいですよ」といった目安が欲しかったところ。自分が欲しい分だけ買える、というメリットもありますが、いずれにせよ価格をしっかり確認するクセは付けておいた方が良さそうです。

<記事化協力>
月光もりあ(公式)さん(@_moria_moria_)

(山口弘剛)