2月12日付の米紙『ニューヨーク・タイムズ』が、成田氏の主張を「これ以上ないほど過激」と報道した(※写真はイメージです)

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経済学者で米イェール大学のアシスタント・プロフェッサー・成田悠輔氏(38)の「高齢者は老害化する前に集団自決、集団切腹みたいなことをすればいい」という主張が、米紙『ニューヨーク・タイムズ』でとりあげられ、炎上している。

成田氏はこれまでメディアなどでたびたび集団自決、集団切腹に関する持論を展開してきた。’21年12月の『ABEMA Prime』でもこのように語っていた。

「結局、高齢者の集団自決、集団切腹みたいなのしかないんじゃないか。僕はこれを大真面目に言っていて、やっぱり人間は引き際が重要だと思う。別に物理的な切腹ではなくて、社会的な切腹でもいい。過去の功績を使って居座り続ける人がいろいろなレイヤーで多すぎる」

成田氏の「集団自決」「集団切腹」発言に対してSNS上では、《成田悠輔の高齢者への集団自決発言は絶対に許されるものではありません》と、批判的な意見があがる一方で、《集団自決や集団切腹というような言葉は、あくまで世代交代の必要性ということなのであれば、妥当な見解と思う》と、擁護する声もあった。

そんななか2月12日付の米紙『ニューヨーク・タイムズ』が、成田氏の主張を「これ以上ないほど過激」と報道したのだ。

「『ニューヨークタイムズ』では、成田氏をアメリカの学会では無名と評したうえで『彼の極端な主張は、高齢化による経済の停滞に不満を持つ何十万もの若者のフォロワーを獲得している』と述べられていました。同紙の報道にSNS上では、英語で書かれた批判的な意見が多数あがっています」(全国紙記者)

海外での炎上は成田氏の日本での活動にも影響が。

「『ニューヨークタイムズ』で報じられたことが、日本国内に伝わり波紋を広がっています。『日曜日の初耳学』(TBS系)や、’23年1月から始まった成田氏がMCを務めるテレビ番組『夜明け前のPLAYERS』(日本テレビ系)など、頻繁にテレビ出演している成田氏ですが、集団自決、集団切腹発言を問題視した視聴者たちが、SNS上で『#成田悠輔をテレビに出すな』とハッシュタグをつけて投稿し、トレンド入りしていました。

スポンサーを気にするテレビ局側は、炎上しイメージダウンした成田氏を起用しにくくなるでしょう」(テレビ局関係者)

論客として注目を集めてきたものの、今回の報道の余波でテレビから“追放危機”にある成田氏。今回の“引き際”をどう考えているのだろうか。