アマゾンの対応に怒りをあらわにする男性(画像は『Metro 2022年12月18日付「Dad furious after Amazon send him dog food instead of £1,200 laptop」(Picture: Alan Wood / SWNS)』のスクリーンショット)

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イギリス在住のある男性が娘のために1200ポンド(約19万9000円)のMacBookをアマゾンで注文したところ、届いた小包を開けてみると中にはドッグフードが2箱だけ詰まっていた。すぐにアマゾンのカスタマーサービスに連絡して返金を依頼したが対応してもらえず、激怒した男性はマスコミに訴えた。そしてマスコミがアマゾンに連絡を取ると、態度を一変して全額返金に応じたという。『Metro』などが伝えている。

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英ダービーシャー州在住のアラン・ウッドさん(Alan Wood、61)は先月29日、娘のためにMacBook Proをアマゾンの翌日配達で注文し、代金1200ポンド(約19万9000円)を支払った。高価な買い物をして商品の到着を待ちわびていたアランさんは、小包が自宅に届くとすぐに開けて中身を確認した。しかし緩衝材とともに入っていたのは、2箱のドッグフードだけだった。

アランさんは「1000ポンド以上もしたMacBook Proの代わりにドッグフードが入っていたと分かった時、私がどんな顔をしたのかは想像がつくと思います」とショックを受けた当時を振り返った。「アマゾンのカスタマーサービスに連絡すればすぐに解決するだろう」と思ったアランさんは、電話でカスタマーサービスのスタッフにトラブルを報告した。

ところが対応したスタッフは「商品を返品しなければ返金はできません」と話したそうで、注文したMacBook自体がそもそも届いていないためアランさんはどうすることもできなかったという。アランさんは届いたドッグフードを送り返したが、アマゾン側からは何の対応もなかった。

アランさんは「カスタマーサービスに電話した時はマネージャーとも話し、何度も別の部署へ回されて15時間も電話していましたよ。どこの部署でも同じ会話をし、誰も私の話に聞く耳を持とうとしませんでした」と明かしており、怒り心頭だった。

怒りが収まらなかったアランさんは、この話を拡散するべくマスコミに働きかけた。そしてマスコミが事実確認のためアマゾンに連絡を取ったところ、ようやく返金の対応が取られることになった。

結果として返金してもらえることになったものの、アランさんは「これまで20年間アマゾンを利用してきましたが、一度もトラブルは起こりませんでした。しかし今回の経験では極度のストレスを感じました。こんな扱いを受けたら、もう二度と注文する気になりませんよ」とアマゾンへの不信感をあらわにした。

アマゾンは今回の件について「お客様と直接連絡を取り、謝罪して問題を解決しました。全額返金で対応いたしました」とコメントしている。

ちなみに今年1月にも同様のトラブルが英ロンドンで発生しており、約24万円でiPhone 13 Pro Maxを購入した女性が不審な配送トラブルの末に150円のハンドソープが届いたという。

画像は『Metro 2022年12月18日付「Dad furious after Amazon send him dog food instead of £1,200 laptop」(Picture: Alan Wood / SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)