「キョウグチは夢遊病のようにフラフラ」 寺地拳四朗の衝撃TKO決着を米リング誌も絶賛
10年ぶりとなる日本人同士の王座統一戦
ボクシングのWBC&WBAスーパー世界ライトフライ級(48.9キロ以下)2団体王座統一戦12回戦が1日、さいたまスーパーアリーナで行われ、WBC王者・寺地拳四朗(BMB)がWBAスーパー王者・京口紘人(ワタナベ)に7回2分36秒TKO勝ちした。日本で行われた激突について、世界で最も権威がある米ボクシング専門誌「ザ・リング」は「テラジは終始キョウグチを圧倒した」と初防衛の寺地を称賛している。
日本人対決は海を越えても注目されていた。序盤から手数を出す寺地。応戦する京口に5回右ストレートを着弾させると、ダウンを奪った。さらに7回、再び右ストレートを顔面に浴びせ、ロープに倒れさせた。寺地の初防衛が決まった瞬間だった。
10年ぶりとなる日本人同士の王座統一戦の模様を「ザ・リング」もリポート。「テラジは終始キョウグチを圧倒した」と勝者を称えた。さらに試合が決まった7回については、「キョウグチは7回に夢遊病のようにフラフラになり、ここからワンサイドゲームになった」と描写。「2分30秒付近でテラジが右を放つと、キョウグチの足が持っていた最後の抵抗力が失われた」と雌雄が決した瞬間を伝えた。
(THE ANSWER編集部)