Amazonが衛星インターネットサービス「Project Kuiper」の衛星打ち上げでライバル・SpaceXを頼る可能性を示唆
Amazonは衛星インターネットサービス「Project Kuiper」のため、通信衛星を2023年第1四半期に打ち上げる予定にしていますが、スケジュールに間に合わせるため、衛星インターネットサービス「Starlink」を展開しているライバル・SpaceXの手を借りることになる可能性が示唆されています。
Amazon’s ambition to provide the world with broadband access (Full Stream 10/27) - YouTube
Project Kuiperは、3236基の人工衛星によって全人類の95%にブロードバンド通信を提供するという衛星インターネットサービス。衛星の打ち上げはアリアンスペース、ブルーオリジン、ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)の3社により最大83回行われるという契約が結ばれていることが明らかになっています。
3236基の人工衛星でインターネットを構築するAmazonの「Project Kuiper」がアリアンスペースなど3社と契約し最大83回のロケット打ち上げを予定 - GIGAZINE
その後、Project Kuiperは2023年第1四半期にプロトタイプ衛星「Kuipersat-1」と「Kuipersat-2」の打ち上げを行うことが決定しました。
Amazonの衛星インターネット「Project Kuiper」が2023年第1四半期の打ち上げ決定 - GIGAZINE
衛星の打ち上げ契約を行ったときにSpaceXが含まれていなかったことから、今回のリンプ氏の発言は驚きを持って受け止められています。なお、SpaceXはStarlink用の衛星をFalcon9ロケットで打ち上げていますが、Amazonの衛星はStarlinkの衛星よりも大きいことからFalcon9では打ち上げられず、Falcom Heavyロケットか、開発中のStarshipロケットで打ち上げられることになるとみられます。