Appleは、日本時間で2022年9月8日（木）の未明に実施された「Apple Event（Far Out.）」にて、スマートウォッチ「Apple Watch Series 8」を発表した。9月8日（木）に注文受付が開始され、9月16日（金）に販売がスタートする。GPSモデルの価格は59,800円〜（税込）。本製品では、新たに皮膚温センサーが搭載された。肌に最も近い本体の背面に1つ、ディスプレイの直下にもう1つのセンサーを搭載し、外部環境による偏りを抑制。このセンサーは、睡眠中に5秒おきに手首の皮膚温を計算し、摂氏0.1度のわずかな変化まで検出して、ユーザーはそこから推定される過去の排卵日の通知を受け取ることができる。皮膚温測定により、月経の予測の精度も向上。iOS 16やwatchOS 9では、周期記録を利用するユーザーは、周期が不規則・回数が少ない・期間が長い月経や不正出血など、基礎疾患の症状につながる可能性のある偏差を示す場合に通知も受け取れる。皮膚温測定機能は、これまでの「Apple Watch」が取り扱うほかの全てのヘルスケアデータと同様に、しっかりとプライバシーが保護される設計のもとで提供。周期記録データは各自のデバイス上で暗号化され、パスコード・Touch ID・Face IDでのみアクセスできる。デフォルトの2ファクタ認証とパスコードでiOSとwatchOSを使った場合、iCloudと同期したヘルスアプリケーションのデータは、エンドツーエンドで暗号化。Appleではデータを解読する鍵を持たないこととなり、読み取られる心配がない。ただし、ユーザーが承認した場合はデータは共有され、各自がどのデータを誰と共有するか細かく設定できる。そのほか、「Apple Watch Series 8」には、自動車での重大な衝突事故を検出して通報などを行う「衝突事故検出」などの機能が追加され、バッテリー駆動を長持ちさせるための低電力モードも利用が可能。通常のバッテリー駆動時間は18時間で、低電力モードでは最大36時間となる。アルミニウムケースの本体色は、ミッドナイト、スターライト、シルバー、(PRODUCT)REDの4カラー。ステンレススチールの仕上げには、グラファイト、シルバー、ゴールドの3種がある。また、廉価モデルの「Apple Watch SE」も、第2世代モデルが登場。GPSモデルで37,800円〜（税込）の価格で販売される。国際ローミング対応や、衛星経由での緊急SOS、常時表示Retinaディスプレイなどの特徴もあり（「Apple Watch SE」はRetinaディスプレイ）Apple
価格：
「Apple Watch Series 8」59,800円〜（税込）
「Apple Watch SE（第2世代）」37,800円〜（税込）
URL：https://www.apple.com/jp/
2022/09/08