森保一監督

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16日、森保一監督がオンラインで会見し、ヨーロッパで「日本人選手が活躍している」と目を細めた。

ソシエダの久保建英が開幕戦で初ゴールを決めたことに関しては「素晴らしかったですね」とまず一言。「ゴールに向かって行く姿勢が得点という結果に表れてよかった。本人もポジションを掴むためには結果が必要だと意識していたと思うので、その前向きな姿勢が結果に表れてよかった」と続けた。

一方で久保のボールロストが多かったことについては「できれば完璧にボールロストをなくしたり、デュエルの部分もレベルアップすることは意識してもらいたい」としつつも、「攻撃のよさを発揮することが彼のよさ。今回のように得点を決める、決めさせるところに顔を出し、数字で表せるようにしてほしい」と注文をつけた。さらに「1試合だけですべてが変わったということではない」とも語り、開幕戦だけで評価はしないとした。

また、アーセナルの冨安健洋が途中出場したことについては「このままケガなくコンディションを上げていってもらいたい」、ブライトンの三笘薫は「短い時間だったが、個で突破できる、得点チャンスにつなげられるというところは与えられた時間でアピールできた」と評価。

出場がなかったモナコの南野拓実については「ちょっと筋肉系の違和感を訴えて、そこでコンディション的にも上がっていない」「焦らずに自分のよさを発揮してほしい」と語り、今後も見守っていくことを明らかにしていた。


【文:森雅史/日本蹴球合同会社】