だいぶ3タミの様子も変わりそう!

年間取扱能力1500万人

 成田空港で、ジェットスター・ジャパンやスプリング・ジャパンを始めとするLCC(格安航空会社)が乗り入れる旅客ターミナル「第3ターミナル」。同ターミナルで、これまで拡張整備工事が進められていた新エリアが、2022年4月より段階的に供用開始となります。また、第3ターミナルへのアクセス通路も新整備されます。


成田第3ターミナルに乗り入れるジェットスター機(乗りものニュース編集部撮影)。

 新エリアを拡張することで、第3ターミナルの年間取扱能力は、これまで(900万人)の1.6倍となる1500万人となります。拡張では、出発ロビーエリアが大幅に拡充。非接触対応やファストトラベルに寄与する自動チェックイン機が36台、自動手荷物預け機が24台が展開され、より安心・スムーズな手続きを実現するとのこと。

 新アクセス通路が整備されることで、これまで約500mあった第2ターミナルから第3ターミナル間の移動距離ha、約300mに短縮。新通路では、立体化により完全歩車分離を実現し、安全な通路空間が確保されるほか、通路幅の拡張による歩行性の向上と視認性の確保も図られているとのことです。

 成田空港を運営するNAA(成田国際空港)は「今回の拡張後も、足元の渡航制限の動向を踏まえつつ、出国手続き後エリアの商業施設の展開、第3ターミナルカーブサイドの整備を進め、成田空港の強みでもあるLCCのネットワークを最大限活用して、1日も早い需要回復に向けて対応を進めてまいります」としています。