患者約700人分の名前や手術記録などのデータが保管されていたノートパソコンが、病院の研究室から盗まれていたことが分かりました。

県立広島病院 板本敏行院長「多大なご心配とご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」

なくなったパソコンは3月末に県立広島病院を退職し、現在は広島大学病院に勤務する女性医師の私物です。

11月中旬に広島大学病院の研究室で盗難されたとみられています。

パソコンには2つの病院で行われた手術に関する記録などが約700人分保管されていて、一部はパスワードによる保護がなく患者の名前や病名などが分かる状態となっていました。

広島大学病院によりますと女性医師は「学会の発表や研究のためにデータを自分のパソコンに入れていた」と話しているということです。

女性医師は警察に被害届を提出しパソコンの行方を探しています。