火災発生から1カ月 “エキニシ”で広がる支援の輪 広島
大規模火災発生から10日で1カ月。“エキニシ”ではかつての姿を取り戻そうと支援の輪が広がっています。
”エキニシ”の一角にある立ち飲み屋「やきとん 宮ちゃん」。被災した店舗を“ある方法”で支援しています。
やきとん 宮ちゃん 宮下誠司店長「被災されたお店の商品・商材を使って何か協力できないかと」
カウンターには「救出ハイボール」と書かれたボトルが。
被災した店舗のウイスキーでハイボールを作り、1杯500円で販売。売り上げは全額寄付するという取り組みです。
男性客「すごい心温まることだと思うんですよね。みんながちょっとずつやれば、大きくなっていくのでそういうことが大事かなと思います」
女性客「古き良き街並みというものを残して、活気あふれるエキニシでずっと居続けてもらえたらと思って応援していこうと思います」
今月2日、5リットルあったウイスキーは2週間で完売していました。
集まったのは約7万円。代金に加え、募金していく人もいたといいます。
当力(あたりき)呉原浩一郎さん「今回自分がこうなっていろんな人が手伝う手伝うと言ってありがたいし、心地もいいですよね。お客さんもいろいろしてくれているので、みんなで使えたらなといいなと思っています」
火元とみられる住宅のあるブロックで被災した伊藤勝さん。
”エキニシ”の再建へ向けた新たな取り組みとして今月中旬からクラウドファンディングを始めようとしています。
目標金額を300万円に設定し、返礼品として支援者の名前が入ったオリジナルグッズなどを検討しています。
集まった資金は”エキニシ”の防災のために役立てたてる予定です。
伊藤さん「やってよかったね、やっぱりエキニシ応援してよかったねという町にしていかないといけない」
大規模火災発生から12月10日で1カ月を迎える“エキニシ”では支援の輪が広がっています。