次の新型コロナ感染拡大、いわゆる「第6波」にどう備えるか。県内でもその対策に向け動き始めています。

広島市に19日届いた3回目接種用のワクチン。約3万人分で、職員らが温度を確認しながら搬入を行いました。

広島市ワクチン供給センター戸田知城主査「ワクチンを保管する冷凍庫になっています。本日届いた1箱195本入りのワクチンが22箱入るようになっている」

また、現状3回目にはファイザー製のワクチンを使うことになっていますが、今後はモデルナ製の使用も可能になる見込みです。

広島市ワクチン供給センター戸田知城主査「これまで培った経験があるので、ノウハウを活かして安全に効率よく発送していきたい」

19日は3回目用の接種券を医療従事者およそ1万人に発送。今後は、2回目の接種から8カ月経過している人を対象に順次発送されます。

広島市 感染症対策担当課 藤本豊記課長「3回目の接種を受けることでまた抗体が上がるということが期待されますので希望される方はできる限り3回目の接種も受けていただけたら」

「第6波」へ向けて医療体制の強化も進められています。県は確保病床数を938床へ拡大する方針です。

さらに酸素投与などを行う臨時の「酸素センター」を1施設追加し、106床への大幅増を目指しています。

県は1日の新規感染者数が最大で381人だった夏の第5派と同じ程度の感染拡大を想定し準備を進めています。