世の中の「注目度」と「影響力」で判断! 国産車「パワーランキング」TOP5を独断と偏見で決定した
この記事をまとめると
■視聴誘因力と認知率で決まるタレントパワーランキングをクルマに当てはめてみた
■売り上げよりも注目度や影響力、知名度といった要素から独断と偏見で選出
■2021年国産車パワーランキングのトップはスポーツカーのGR86/BRZだ
売り上げだけでは決まらない国産車のパワーランキング
パワーランキングという言葉を目にしたことはあるでしょうか。日本では、株式会社アーキテクトが調査を実施している「タレントパワーランキング」のイメージが強い言葉でしょう。これは、タレント個々の視聴誘因力と認知率を乗じて導きだしたタレントパワーのランキングです。
直近、2021年8月の調査では次のようなトップ5になっています。
1位 綾瀬はるか
2位 新垣結衣
3位 大谷翔平
4位 サンドウィッチマン
5位 マツコ・デラックス
地上波でレギュラー番組を持っているだけでなく、CMやニュースなどテレビで見かける機会が多いとタレントパワーランキングの上位となる傾向があるようです。
では、自動車界でパワーランキングを調べると、どんな結果になるでしょうか。タレントパワーランキングではCMでの露出がメインの新垣結衣さんが上位に入っているように、単純に多くの仕事をしているから上位になるとはいえません。
クルマでいっても売れているからパワーランキングの上位になるわけではなさそうです。むしろ注目度、影響力、知名度といった要素で考えるべきかもしれません。そうした視点で、2021年に話題となった国産車を独断と偏見でパワーランキング的にカウントダウンしてみましょう。
5位)日産スカイライン
まず思い浮かぶのは日産スカイラインです。
一部メディアが「スカイラインは間もなく消滅する」という報道を流すと、すぐさま日産側から「スカイラインをあきらめません」と反応があったように、その販売規模に対してスカイラインというのは存在感が大きく、日産というブランドへの影響が大きいモデルです。間違いなく国産車のパワーランキングを調査すればトップ5には入ってくるでしょう。
4位)トヨタ・クラウン
同じセダンモデルでいえば、トヨタ・クラウンも影響力が販売規模以上に大きいパワーランキング上位に入ってくるモデルといえます。
こちらも一部の報道で次期モデルはSUVになると報じられると、SNSなどで喧々諤々の議論となりました。おそらく、クラウンを購入しないユーザー層からの注目度が高いことで、それほどの議論になったのでしょう。
2021年のパワーランキングトップは超話題のスポーツカー
3位)ホンダS660
一方、本当に生産終了になってしまうモデルの中では、ホンダS660はパワーランキングのかなり上位に食い込んでくるのは確実です。実際、生産終了が発表されるとあっという間にオーダーストップとなるほどの注文が集まりましたし、その後は中古車相場が高騰、新車以上の価格で取引されるようになりました。
先日、650台の追加生産を行うという発表をした際にもSNS界隈では大いに注目を集めていたようです。
2位)ホンダ・シビック
ホンダでいえばシビックも販売台数の割に注目度の高いモデルという印象があります。2021年、日本でのフルモデルチェンジを発表すると、やれ「こんな大きなクルマはシビックじゃない」、「300万円を超えるシビックなんて信じられない」というオールドファンからの嘆きの声が聞こえてくるようになりました。
もっとも、シビックのメインターゲットである20代のユーザーはそうした価格を納得した上で、あえて6速MTを選んで走りを楽しんでいる人が多いといいます。アンチの声が大きく、本当のファンは黙って応援するというキャラクターなのかもしれません。
1位)GR86/スバルBRZ
本来であればヤリスやN-BOXといった本当に売れているクルマをパワーランキングの最上位に選ぶべきなのでしょうが、2021年に限っていえば、トヨタとスバルが共同開発したスポーツカーGR86/BRZがパワーランキングのトップといえるのではないでしょうか。
2ドアクーペということで、販売台数はそれほど多くはないはずですが、WEBメディア記事への注目度は非常に高いものがあり、多くのクルマ好きが興味を持っているクルマといえます。これからGR86の市販が本格的にはじまり、街中でGR86/BRZを見かける機会が増えてくるはずです。さらに年始の東京オートサロンでも主役級になると予想されますから、ますますその影響力を増していくことでしょう。