【常温/冷蔵/冷凍】じゃがいもの適切な保存方法。長持ちのコツも伝授
【常温】じゃがいもの保存方法
じゃがいもは常温での保存に適した野菜です。じゃがいもを買ってきたら、そのまま常温で保存している方も多いかもしれません。ひと手間加えると、さらに長持ちさせることができますよ。
手順
1. じゃがいもを新聞紙で包み、冷暗所で保存する
じゃがいもの泥を落とし、1個ずつ新聞紙で包みます。新聞紙がない場合は、キッチンペーパーでも代用できます。直射日光の当たらない、風通しの良い場所で保存します。
保存期間
常温での保存期間は、2~3ヶ月が目安です。じゃがいもを包んだ新聞紙が湿っていないか定期的に確認し、湿っていたら交換しましょう。じゃがいもがたくさんある場合は、4~5個まとめて包んでも構いません。
長持ちさせるためのコツ
じゃがいもは日光に当たると芽が出たり、変色したりしてしまいます。必ず家の中のもっとも涼しい光の当たらない場所で保存しましょう。また、じゃがいもは湿気に弱いため、風通しの良い場所に置くのも大切です。新聞紙で包んでおくと、湿気を新聞紙が吸収して長持ちしますよ。
【冷蔵1】丸ごとじゃがいもの保存方法
気温が高くなる時期におすすめな、丸ごとのじゃがいもを冷蔵保存する方法です。常温で保存したじゃがいもと同じように使えます。冷蔵保存しておけば、夏でも安心しておいしいじゃがいもを食べることができますよ。
手順
1. じゃがいもを新聞紙で包む
じゃがいもの泥を落とし、1個ずつ新聞紙またはキッチンペーパーで包みます。
2. ポリ袋に入れる
ポリ袋やジッパー付き保存袋などに入れ、袋の口をゆるく結び、冷蔵庫の野菜室で保存します。
保存期間
2~3ヶ月が冷蔵での保存期間の目安です。じゃがいもをそのまま冷蔵庫に入れると、乾燥してしわしわになってしまいます。新聞紙で包んでから保存しましょう。
長持ちさせるためのコツ
冷蔵室では温度が低すぎるため、低温障害を起こし、傷みやすくなってしまいます。必ず野菜室で保存してくださいね。
りんごと一緒に保存すると、エチレンガスによって芽が出にくくなると言われています。エチレンガスの濃度や温度によって効果がない場合もありますので、ときどき芽が出ていないかチェックしてくださいね。
【冷蔵2】切ったじゃがいもの保存方法
じゃがいもを食べやすい大きさに切ってから、冷蔵保存する方法です。じゃがいもが乾燥しないよう、ひたひたの水に入れるのがポイント。料理にじゃがいもを入れたいときにすぐ使えて、便利ですよ。
手順
1. じゃがいもを切って、水にさらす
じゃがいもは皮をむいてひと口大に切り、5分ほど水にさらします。
2. 保存容器に入れ、水を加える
水気を切って保存容器に入れ、じゃがいもがしっかりかぶる量の水を加えます。保存容器のフタを閉め、冷蔵庫で保存します。
保存期間
切ったじゃがいもの冷蔵保存は、2~3日を目安に早めに使い切るようにしてください。それほど日持ちしないので、翌日の下ごしらえや、じゃがいもを切りすぎてしまったときの応急処置として活用してくださいね。
【冷凍】じゃがいもの保存方法
じゃがいもは冷凍保存すると、味や食感が落ちてしまいます。冷凍したいときは、マッシュポテトにしてから冷凍するのがベスト。時間があるときにまとめて作って冷凍しておけば、いろいろな料理に活用できますよ。
手順
1. じゃがいもを切って、水にさらす
じゃがいもは皮をむいてひと口大に切り、5分ほど水にさらします。
2. 電子レンジで加熱し、潰す
耐熱容器に入れて、電子レンジ600Wで5~6分加熱します。じゃがいもがやわらかくなったら、熱いうちにマッシャーで潰します。
3. ラップで包んで、冷凍する
粗熱が取れたら1回分ずつラップで包み、平らにして冷凍庫に入れます。
保存期間
冷凍のマッシュポテトは2~3週間を目安に食べきるようにしましょう。ハムやベーコンなどを加えると、日持ちしなくなるので、具材は加えないようにしてくださいね。
長持ちさせるためのコツ
しっかりとマッシュポテトの粗熱を取ってから、空気が入らないようにラップで包んでください。急速冷凍すると鮮度を保ちやすいため、マッシュポテトをなるべく平らにして、熱伝導率の高い金属トレーにのせてから冷凍しましょう。マッシュポテトが凍ったらジッパー付き保存袋に入れて、空気に触れないように注意してくださいね。
解凍方法
冷凍のじゃがいもは、冷蔵庫に移して自然解凍しましょう。そのまま味付けし、マッシュポテトやポテトサラダとして食べることができます。コロッケやポタージュなどの加熱調理に使用する場合は、電子レンジで加熱して解凍しても良いですよ。
食べられないじゃがいもの見分け方
傷みにくいジャガイモですが、以下のような症状がでてきたら食べるのはやめましょう。
・芽が大量に出て、ジャガイモがふにゃふにゃになっている
・中から液体が出て、グシャッとしている
・腐った臭いがする
・カビが生えている
・全体的に黒く変色している
芽や緑色に変色した部分は毒素を含んでいます。前述した通り、芽が出てきたり、緑色になったりした場合は、食べる際にはより注意してください。
じゃがいもを賢く保存しよう
じゃがいもの適切な保存方法を知っておけば、うっかりダメにしてしまった、なんてことはなくなりますよ。ぜひ買ってからすぐに用途や気温に合わせた方法で保存してくださいね。
どんな食材とも相性が良く、料理のバリエーション豊富なじゃがいも。あとひと品欲しい、というときに大活躍してくれます。上手に保存して、いつでもおいしいじゃがいもを楽しみましょう。