1Password、ログイン用にランダムなメールアドレスを生成できるMasked Email機能を発表
パスワードマネージャーの1Passwordは9月28日(現地時間)、メールホスティングサービスのFastmailと提携し、Masked Emailと呼ぶ新機能を発表しました。これは、アプリやサービスなどのログイン時に利用するメールアドレスをランダムに生成できるというもの。もしこのメール宛てにスパム等が送られてくるようになれば、登録したサービスから漏洩したことがすぐにわかります。そのような場合、1Password上から、メールアドレスを破棄することもできます。
Appleも対応したアプリやサービスでは、Sign in with Appleというランダムなメールアドレスを生成し、本来のメールアドレスを秘匿することが可能。また、iCloud+のサービスでもランダムなメールアドレスを生成可能になっています。
Masked Emailもこれらと同様の機能ではありますが、1Password自身にはメール機能がないので、同種のサービスを提供しているFastmailと提携したわけです。ちなみに、Fastmailは月額3ドルからの有料サービスです。
サイバー攻撃の91%はフィッシングメールから始まるという調査結果もあり、1つのサービスでしか利用していないメールアドレスに、別のサービスを騙るメールが届いたらフィッシングメールだと気づきやすくはなりそうです。
Source: 1Password