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『シャン・チー/テン・リングスの伝説』

『シャン・チー/テン・リングスの伝説』 (C)Marvel Studios 2021

スパイダーマンやアイアンマンなど、世界から絶大な人気を博すヒーローを誕生させてきたマーベル・スタジオの新時代の幕開けを飾る最新作『シャン・チー/テン・リングスの伝説』が9月3日(金)より公開される。マーベル待望の新ヒーロー“シャン・チー”とは何者なのか、物語の鍵を握る“テン・リングス”とは何なのか。本作の魅力に迫る(文/小宮駿貴)。

◇最強ゆえに戦うことを禁じた新ヒーロー“シャン・チー”誕生!

『シャン・チー/テン・リングスの伝説』 (C)Marvel Studios 2021

アメリカ・サンフランシスコでホテルの駐車係として平凡な人生を送るシャン・チー。幼い頃から父が率いる犯罪組織での厳しい修行の日々を繰り返してきた彼には、苦しい鍛錬を耐え抜き“最強の暗殺者”に仕立て上げられていた秘密があった。だが、優しすぎる性格ゆえに自ら戦うことを禁じ、素性を隠しその運命から逃げ出していた……。物語は、悪に染まり伝説の腕輪“テン・リングス”の力を操って世界を脅かす父を止めるため、決別した過去と再び向き合い、“本当の強さ”に目覚めていくシャン・チーの姿を描く。

『シャン・チー/テン・リングスの伝説』 (C)Marvel Studios 2021

映画評論家による米レビューサイト「Rotten Tomatoes」では一足先に本編を観た評論家から「マーベル作品で最高レベルのオリジナル・ストーリー!」(Rachel Labonte、ScreenRant)、「これまでのマーベル作品の中で最も美しいアクション映画」(Laura Sirikul, Empire Magazine)などと絶賛の声が続々と上がっており、91%の高評価を得ている(8月30日現在)。

『シャン・チー/テン・リングスの伝説』 (C)Marvel Studios 2021

マーベル・スタジオの新時代を築く新ヒーロー“シャン・チー”を演じるのは、数々のテレビシリーズで活躍してきた俳優シム・リウ。主演を務めたドラマ「Blood and Water」(15)での演技が高く評価され、ACTRAアワードとカナダ・スクリーン・アワードでノミネートを受けた経歴を持つ演技派だ。かねてよりマーベル作品の大ファンで、本作の製作発表にあわせて自身のTwitterで「そろそろシャン・チーについて話そう」とマーベルへ投げかけたことから、演技やアクションのポテンシャルも含めMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)初のアジア人ヒーローに大抜擢されたという。SNSでは、鍛え上げられた肉体美やスポーツをしている様子から、その身体能力の高さが伺えるのでぜひチェックしてみてほしい。

◇物語の鍵を握る“テン・リングス”とは?

『シャン・チー/テン・リングスの伝説』 (C)Marvel Studios 2021

タイトルにも入っている “テン・リングス” とは、『アイアンマン』(08)シリーズや、『アントマン』(15)の劇中にも登場していた犯罪組織の名前であり、シャン・チーの父が手にする伝説の腕輪を意味する。かつて、犯罪組織テン・リングスはある依頼からトニー・スターク暗殺をもくろむも、ガラクタからアイアンマン・スーツのプロトタイプ「マーク1」を作り上げアジトからの脱出に成功したトニーの勝利に終わっている。その後、MCU内でテン・リングスの名前は登場してきたものの、裏で暗躍していたのかこれまで深く描かれることはなかった。

『シャン・チー/テン・リングスの伝説』 (C)Marvel Studios 2021

マーベル・スタジオの社長であり本作の製作プロデューサーを務めるケヴィン・ファイギは「この話は、マーベル・シネマティック・ユニバースの最初に立ち戻る事になる。そこには重要な出来事があった。その出来事とはトニー・スタークがアイアンマンになったこと。トニーは自社の武器が、ある組織に利用されている事を知る…その組織というのが、テン・リングスだ。そこに、私達が心から登場させたい素晴らしいキャラクターがいた。それが、シャン・チーなんだ」と語っている。本作でついに、ベールに包まれていた“テン・リングス”の謎が明かされることとなる。

◇トニー・レオン、オークワフィナら豪華俳優陣が共演!

『シャン・チー/テン・リングスの伝説』 (C)Marvel Studios 2021

主演シャン・チー役のシム・リウをはじめ、トニー・レオンやオークワフィナら豪華俳優陣の共演も魅力的。MCUの始まりの頃からずっと影に潜んでいた組織テン・リングスのリーダーで、悪に染まり伝説の腕輪“テン・リングス”を操り世界を脅かそうと企むシャン・チーの父シュー・ウェンウー役に、アジアが誇る名優トニー・レオン。シャン・チーにとって最も付き合いの長い友人であり良き理解者ケイティ役に、『フェアウェル』(20)で第77回ゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞したオークワフィナが扮する。

『シャン・チー/テン・リングスの伝説』 (C)Marvel Studios 2021

監督は、キャプテン・マーベル役で知られるブリー・ラーソンが主演を務めた『ショート・ターム』(14)や、ブラックパンサーの宿敵役を演じたマイケル・B・ジョーダン主演作『黒い司法 0%からの奇跡』(20)を手掛けるなど、マーベル作品の俳優陣ともつながりが深く、作品も高い評価を得ているデスティン・ダニエル・クレットンが務める。

◇かつてない超絶アクションの連続!マーベル・スタジオの新時代の幕開けを見逃すな!

『シャン・チー/テン・リングスの伝説』 (C)Marvel Studios 2021

これまでのマーベル作品とは一線を画すのが、本作ならではのアクションシーンだ。シャン・チーの生身の本格武術×最先端の映像技術が魅せる、息もつかせぬ怒涛のファイトシーンの連続にシビれること間違いなし!シム・リウの身体能力の高さにオークワフィナは、ワールドプレミアの場で「彼がどんなにかっこいい俳優かということを観客にぜひ観てほしいわ。観客が笑って、感動して、スタントに圧倒されることを願っているわ。世界級のスタントチームが迫力あるスタントを見せているの」と大絶賛!アクションやストーリーだけでなく、マーベル作品ならではのクスりと笑えるユーモアも忘れないでほしい。

『シャン・チー/テン・リングスの伝説』 (C)Marvel Studios 2021

マーベル・スタジオの新時代の幕開けを飾る、最強ゆえに戦うことを禁じた新ヒーロー“シャン・チー”の活躍を描く『シャン・チー/テン・リングスの伝説』。避けられない宿命の対決、これまで謎に包まれていた犯罪組織“テン・リングス”の謎、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)後フェーズ4へと突入したMCU作品へどう展開されていくのか……。期待を胸にシャン・チーの活躍をぜひ劇場で確かめてほしい。

映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』は9月3日(金)より全国公開

公式HP:https://marvel.disney.co.jp/movie/shang-chi

(C)Marvel Studios 2021

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